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私の頭の上の消しゴム−脂漏性皮膚炎ハゲ−前編

最初に髪と髪の隙間に白いモノを発見したのは1年半位前だろうか。
入浴後、髪を乾かしている時に気付いた。ゴミにしか思えなかったので、それからはタオルドライに少し気を遣ってみたり、ドライヤーのフィルターを掃除したりした。

頭が痒くなるのは毎冬のことだった。冬は全身が乾燥しがちだし、いつのまにか落ち着くから、白いモノが乾燥で剥がれた皮膚のカスだとしても、じきに収まるものだと思った。


冬が終わり、夏を越え、また新たな季節を迎えようとしても、それらの症状は思い出しように現れ、完全に消えることはなかった。

この期間中に「炭&泥&ヒノキ」のシャンプーから「米ぬかシャンプー」、父親(スキンハゲ)が買って来た怪しい石鹸と、1つ1つジプシーしてみたけれど、髪は痩せ衰えるばかり。
育毛に良いとか悪いとか言うより、肌にまず合わないんじゃないかと思った。

俺の頭は敏感肌になっている、シャンプーは出来るだけ低刺激なものを使おう、育毛剤で不自然に皮脂を抑えるのは止めよう……二十代前半から続いている長いハゲロードは終盤に入り、そんな結論になっていた。



コラージュフルフル写真そして “フケの原因菌といわれる頭皮の常在真菌(カビ)の増殖を抑える” コラージュフルフルシャンプー の存在を知り、もしかしたら俺の頭はカビに侵されているのかも、と思って使い始めてみた。

洗い心地は最高で、しばらくは頭皮も好調だった。でも冬にまた乾燥感と痒みがヒドくなって来たから、今度は 「乾燥しがちな頭皮のためのシャンプー」 との併用を始めた。


冬の間にニキビ状のデキモノが頭皮に発生し、春には数も面積も広がって、毛穴が腫れているみたいになった。

シャンプーにはもう切り札は無いけど、不精で不健康な生活スタイルを続けているのだから、生活改善しか無いのだろうと思った。夜更かしをすれば抜け毛が多い。
そんなこんなでアホみたいに時は流れて行った。現在を1つ1つやり過ごして消して行くみたいに。



4月末には明らかにゴミとかフケではないレベルに達した。
5〜7mm大の皮膚がゴッソリ剥がれるようになったのだ。
朝シャワーを浴びても、綿埃が付いているみたいに 「皮膚」 が頭の所々に浮くようになった。
ついには1cm以上の皮膚がめくれて来たので、観念して医者に行くことにした。

2006年06月04日 21:06 
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私の頭の上の消しゴム−脂漏性皮膚炎ハゲ−中編

近所には評判の良い皮膚科医院があるが、以前、帯状疱疹 (眠っていた水疱瘡ウイルスが体の神経節で暴れる病気、免疫力低下で発症) になった時の治療で懲りてしまった。
ジジババ ベテランの通院患者が絶えず訪れ、診察は忙しい故の粗雑な感じで嫌になったのだった。

新興住宅街の開業医なら気持ち良く付き合えそうだと思い、5月20日にそこで初受診。
待合室に居るのは制服姿の女子高生から謎のサラリーマンまで様々で、特にヤングな男性が多かった。
世界は平和に見えて、インキンやら水虫やらを抱えている人もそれなりに居るのだろう。自分と同じハゲ系統の人は居なかったけど。


バガボンド―原作吉川英治「宮本武蔵」より (1)機会があれば読破したいと思っていたバガボンドが本棚に揃っていて、ラッキーと思った。
先生は営業マンみたいな早口な人で、当然髪の毛は豊富。
まずは俺の頭を見て 「何か薬品付けたりこすったりした?!」 と驚いていた。
そして 「なんでもっと早く診察受けなかったの?」 と怒られた。
俺は 「フケみたいな(軽い)ものかなぁと思ったんで…」 と早口で答えた。


帯状疱疹の胸痛の時もそうだったが、俺には 「皮膚科に行くべき症状」 だとは思えなかったのだ。
2ちゃんねるの情報に踊らされ、『アレが合わなければコレを試す』 方式になってしまい、頭皮のトラブルを育毛方法の間違いと履き違えていたのだ。
大切な人やペットの皮膚がオカシクなっていたら、きっと病院での診察を勧めることだろう。

でも自分の頭は何とかなるかもしれない、なんて考えるハゲノイローゼ。不健康思考。
遺伝とか生活とかを気にする前に、まず専門家に見てもらえ、話はそれからだ。
……という基本的なことを実践するべきだったのだ。今ならそう思う。
俺の場合、健康を望むなら他に、眼科や心療内科にも行った方が良さそうだけれど。楽しい


脂漏性皮膚炎の治療風景事前にこういうサイトで予測した通り
脂漏性皮膚炎 (しろうせいひふえん)
と診断された。
文字からして脂ギッシュな人がなりそうだが、皮脂分泌異常からの炎症で、フケやカサつき等の乾燥系の症状が出るというのだから難しい。

剥がれかけた皮膚をピンセットで取られた後(痛い)、いかにもストレートパーマな助手のコにVGローションを塗ってもらった。
自分でも、床屋でさえもほとんど触れないハゲの部分を直に触られて、気絶しそうだった。
先生は診断書に書き込みながら、ストパーの子は俺の頭をまさぐりながら、掛け合いのように言葉を続けた。
2人は不倫していて、午後からのエロい予定に向けて急いでいるみたいに感じた。
忙しい時は何処の病院だって同じだということか。
俺はこれ以上ない恥部を公開したことで、この子を好きになってしまいそうだった。(アホか)


治療直後は頭が軽くなり、髪はますますスカり気味になった。
マンネリ通院の歯医者と同じで、現状と原因について詳しく教えられることはなかった。ネットの方が詳しい。
処方された薬は以下の通りで、他にコラージュフルフルシャンプーとリンスの試供品を貰った。
◆フロモックス錠100mg 1日3回内服/1週間分
 セフェム系といわれる抗生物質で、細菌を直接殺す作用があります。
◆アレジオン錠20mg 1日1回内服/1週間分
 体外から入った異物に対してヒスタミンなどを生じ、過敏に反応する現象をアレルギーといいます。この薬は、抗ヒスタミン作用により、アレルギー現象を抑える作用があるので、皮膚炎などアレルギー性疾患の症状を改善します。
◆リンデロン-VGローション5ml 1日1回〜数回塗布/2本
 硫酸ゲンタマイシンの抗菌作用と、副腎皮質ホルモン剤の抗炎症、抗アレルギー効果を併せもつ外用剤です。

診療費と薬代の合計は¥2,520。ビバ社会保険。
(薬局の受付に処方箋じゃなくて領収書を渡してしまったのはマヌケ)


それからの1週間でだいぶ良くなったが、同時にこの病気の本当の恐ろしさを知ることになった。

2006年06月10日 23:55 
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私の頭の上の消しゴム−脂漏性皮膚炎ハゲ−後編

痛んだ頭皮に対して、本格的な薬を使って対処するのは気分の良いことだった。
今は毛が生えるかどうかより、正常な頭皮の状態に戻す方が大事なのだから。

しかしそうは思っていても、フツーに薬を飲み忘れることがあった。
『服用を忘れた時は、気が付いた時点ですぐ服用して下さい』
1日1回夕食後の服用指定があるアレジオンを飲み忘れ、翌朝慌てて飲んだ。

思考が鈍るのは覚悟していたが、これは結構強めの薬なのかもしれない。
ヒスタミンと一緒に、脳内信号の一部が遮断されたみたいで、どこを歩いても暗い壁に閉ざされているような感覚になった。

動こうと思えば動ける、でも景色も何も変わらない気がする。
自閉症の人の心の中とか、犯罪者を大人しくさせる薬を体験した気分になった。
或いは列車に飛び込む直前の。(ちゃんと夕方に飲むべし!)


脂漏性皮膚炎の恐怖「脂漏は風呂に入ってフヤケると取れるからね。どんどん取れて来ても良いんだよ」と先生に言われていた。
昼食後に歯磨きをしている時にも剥がれているのが見えた。
ピンセットを使わなくても指で摘める大きさ。
完全には剥がれていなかったので、取ってみたら少し痛みがあった。

見ると、髪の毛が数本、皮膚から生えた状態のままで取れていた。まるで田植え前の苗のように。
これには大いにショックを受けた。
頭皮が痛んでいるから髪が抜け易くなるのではなく、頭皮が痛み過ぎて皮ごと剥がれていたのだ!
枕に付いている大量の抜け毛は、汚い脱皮の跡だったのかもしれない。
清潔にしなければいけないのに、何を洗って良いのか解らなくなった。



5月27日、2回目の診察。バガボンドは2巻に突入し、サブストーリーがますます面白くなって来た。
この1週間で痒みと、前から時々あった針を刺すような痛みはほとんどなくなり、ブツブツと剥がれている箇所もめっきり減った。

前回より先生は穏やかだったけれど、俺の頭を見て 「ガーッとこすったりしてない? 仕事で帽子かぶって蒸れたりしてない?」 と改めて疑って来た。
見る度にヒドイ状態と思わせてしまうのだろうか。

ストパーの子に再びVGローションを塗られながら、先生に 「頭が全体的に乾燥しているみたいだから、このローションとか、無くなったらオリーブオイルとかで潤すようにしてね、まだ残ってる?」 と聞かれた。
「まだほとんど残ってます」 と答えたら、呆れられた。今回は薬の処方はナシ。

本当は1週間で完治するものだったのだろうか。
内服薬が早くも中止され、噂のオリーブオイルを勧められたことに驚いた。
俺は去年から「 DHCのオリーブバージンオイル icon 」と「 モウガシナジーX 」を同時に試していたが、冬に頭皮が荒れ始めたのをきっかけに止めてしまっていた。



6月10日、3回目の診察。頭皮の状態は平行線で、不精な生活も特に変えていない(サイテー)。
今回は、まだ残っているブツブツと、黒いシミのようになっている部分をピンセットで取ってもらった。
その間、ストパーの子が俺の頭を支えていてくれて、人の肌ってあったけぇなぁとしみじみ思った。

先生にはもっとガンガンVGローションを使うべきだと言われた。
副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)はあまり良い噂を聞かないから、部分的にしか使っていないのだった。
しかし 「毛を太くする作用もあるから」 と言われ、簡単に考えが変わった。
新たに2本を処方してもらった。


今回の治療でカサブタ状の皮膚と、それに生えていた髪の毛も無くなったから、地肌はますます透けるようになった。
積極的にVGローションを使うようにしたら、髪はベトついてまとまらず、見た目は本格的な病的ハゲになった。
過去最高のハゲ具合。


私の頭の上の消しゴムは、結果的に、今までの育毛の努力や知識を消してしまった。
でも今までの間違いと、これからの希望を教えてくれた。
ていうか、今週末の職場の飲み会でまたハゲネタ来そうでユーウツ。
疲れるネッ。



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2006年06月15日 02:04 
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頭のカビをやっつけろ! 前編

洗髪直後の炎症刺激時以外は、頭が痒くなることは少なくなっている。
当然1日以上放置すれば、不潔全開で痒みも脱毛も激しくなるけど。
カサブタは触ると判る程度に数個だけ残っている状態。

1日中痒かったり痛かったりするハゲ独特のストレスは減り、気分はだいぶ良い。
他人の目なんか気にしたくないが、髪ががテカテカしてるのは育毛剤でも整髪料でもなく、ステロイドなのだと説明して回りたい。


バガボンド―原作吉川英治「宮本武蔵」より (3)7月1日、4回目の皮膚科診察。初診から約40日が経過。
待合い室は幼児とヤングママ達で賑やかだった。
大人の皮膚病は限られた人だけがなる、という感じだが、子供達は今の時期、プールで爆発的に感染し合うのだろうか。
というか、ここでヘンな病気はもらいたくないゾ。
『バガボンド』 は、新免タケゾウが人斬り馬鹿から剣道馬鹿に改心し、宮本武蔵へと改名するくだりが感動的で、思わず落涙してしまいそうだった。3巻目に突入。



ふと横を見ると、この医院で作ったチラシが目に入った。
“チョコレートを食べた翌日、吹き出物が出るのは金属アレルギーのせいかもしれません”
食べ物には微量な金属(ミネラル)が含まれていて、栄養として吸収したり、有害なものは排出したりしているけど、チョコは特に金属成分が多いのでアレルギーに引っ掛かる可能性が高いとのことだった。(参考リンク

俺自身は金属アレルギーではないと思っているが、チョコ好きなのは間違いない。吹き出物が出ることはなくても、銀歯だらけの口で、コーヒーやタバコと一緒に摂っているのはマトモとは思えない。

遺伝子組換え作物が単独では安全とされていても、他の食物とのタンパク質結合によって危険性が出る可能性があるのと同じように、銀歯チョコが健康に悪いことになっちゃってる可能性もある。

特に髪はミネラルバランスに敏感な場所、体内の有害ミネラル測定に毛髪を使うくらいだ。
これはやっぱり、1回はデトックスに挑戦してみないとな、なんて思った。



あなたはウジ虫以下ですねそんなこんなで1時間程待ち、ようやくストパーの子に名前を呼ばれた。束ねた髪型に萌えた。

痒みとカサブタは減ったけど、まだ完全には無くなってないと先生に伝えると 「うん、だいぶ目立たなくなったね」 と言われた。
忙しさとは裏腹な穏やかさだった。
治療効果に満足したのか、沢山の子供を相手にして疲れていたのかは不明。

そして 「今度はニゾラールにしましょう」 と言われ、1本を処方された。
◆ニゾラールローション10g ケトコナゾール2%含有 1日1〜2回塗布
水虫やカンジダ症などのカビによる皮膚の感染を治療する薬です。菌に対して直接働いて、菌の増殖を抑える作用があります。


つまりステロイドと強制皮膚剥がし治療で炎症が収まって来たから、今度は根本原因と推定されるカビを退治しましょう、ということなのだった。

脂漏性皮膚炎治療の2ndステージの始まりであり、カビ頭宣言なのである。

2006年07月19日 23:04 
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頭のカビをやっつけろ! 後編

Eurotium rubrum脂漏性皮膚炎は、皮脂が過剰に出て発生するのではく、皮脂の質が異常(カビが好む環境)になって発生するとの見解がある。

左写真は食品に付くカビだが、頭皮常在カビ菌も似たような形状らしい。(参考:「体のカビ.jp」) 見る度に鳥肌。

脂漏性皮膚炎の原因がそのカビ菌だとして、なぜ炎症を起こすまで増え過ぎたのか、俺の場合は思い当たる節が多過ぎて笑ってしまう。
風呂に入らず夜更かしし、栄養ドリンクで誤魔化す日々なんて、免疫力が低下して当たり前。
既にハゲ上がっている部分は風通しが良いとは言えず、仕事着のヘアネットに直に触れてますます不潔。
ブツブツ、ブツブツブツ〜!



コラージュフルフルなめらか処方の写真皮膚科の先生には何度もコラージュフルフルシャンプーの使用を勧められていた。
いくら炎症が軽くなっても、日常的にカビ増殖を抑えていないと再発する可能性が高いのだろう。治療と言うより予防法の1つと言えるだろうか。

低刺激だし近所の店で買えるのでフツーに使い続けていたが、洗髪後に少し乾燥感があったのでなめらか処方の方に変えてみた。
ノーマル品と比較すると、カビ菌を抑える成分 「ミコナゾールナイトレート」 の含有量は変わらず、クレンジング成分はなく、代わりに潤い成分が入っているとのこと。白くて粘性は強い。

VGローションの残りとニゾラールローションは併用しても良いということだったが、2つのローションは混じり合うことはなく、シャンプーの泡とも分離するので、洗髪するとダマになって排水口に詰まりそうだった。



7月15日、5回目の診察。頭皮の状態は前回と変わらず。
完治していないし、毎日マジメに薬を塗ってもいないのだからサイテー。
ステロイドの太毛効果は不明だが、以前から無事だった髪はそれなりに伸びて、UFOみたいな髪型になっている。

バガボンドは面白くてたまらない。吉岡道場編を見届けることが出来て幸せ。
今回の担当助手はストパーの子ではなく、ゴッツイおばさんだった。初対面の人に対して無表情だということは、A型なのかと勝手に思う。

「君は何かヘンなインターネットを見て余計な心配をしているのかい? まだ残ってるのはおかしいよ」 とでも言いたげに、ニゾラールの積極使用を勧められた。(ちなみに俺はブログ中毒になってからは落書き系掲示板は見なくなった)
新たに2本を処方された。


7月22日、床屋に行く。ガシガシ洗髪されてあちこちの皮が剥け、タオルで何度も拭かれた。
床屋のハサミって清潔にしてるのかな? 皮膚病の感染源になってないのかな?


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番外編(増毛話)もございます。

2006年07月22日 23:48 
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生きているか、俺の毛根

9月2日、7回目の診察。初診から約100日が経過。
通院指定は1ヶ月おきになっている。
ニゾラールローションは副作用の心配がいらない代わりに、目立った効果もないような気がする。
かと言って悪化しているワケでもないから、あとは自分の皮膚回復力しだいなんだろうか。
見た目的には薄いホクロの集合だが、触るとガサガサ、1・2箇所がニキビのように盛り上がっている状態。
頭皮マッサージどころか、恐る恐るのフェザータッチになっているから、血行不良でますます回復が悪いのかもしれない。
頭皮は硬化しているし、冗談も言われないほど地肌面積が増えた。
髪の一部が薄いんじゃなくて、無い!
髪型の選択肢も、無い!
プロピアとかの結着増毛の場合、貼る場所は剃らなきゃいけないらしいけど、その必要も無くなって来たことに笑ってしまう。


今回の診察で改めて聞かれたことを深読みしてみる。
「仕事で帽子かぶったりするんだっけ?」
→接触性皮膚炎の併発を疑っている。回復の遅さを疑っている。

「シャンプーは何使ってる? どこで買ってる?」
→怪しい通販の刺激の強いやつを使ったりしていないか、成分アレルギーなどの可能性はないかを疑っている。
ローカルなドラッグストア名を告げたら、なんだ隣の店かぁ、という感じで微笑まれた。

そして、もう少し積極的に脂漏を剥がすように言われた。
俺は洗髪でも洗顔でも、汚れは泡で包み込んで落とすのが基本と思っている。
こんなブツブツガサガサの状態だから尚更ソフトリィ。
しかしフツーに皮脂を落とす洗い方で良いし、剥がれかけの皮膚は気付いた時点で取っちゃって良いとのことだった。
そうか……そうだよな。
ニゾラールはカビ菌の感染治療薬であって、炎症をなんとかする薬じゃないんだった。
これはニキビのようだけど、剥がれたら無くなるんだった。
そうか……今頃わかって来たぞ。
この病気は、肌サイクルなんか気にしてたら時間の無駄、決着を急ぐべきだったんだ。
カビ菌の寝床を根こそぎ取ってしまえば良いんだ。
もうキッチリ洗うことにしよう。
泡の中に、頭皮と毛束が紛れ込んだとしても。


バガボンド―原作吉川英治「宮本武蔵」より (6)『バガボンド』 は第6巻に突入した。
強いけど勝てない武蔵の苦悩。
宮本武蔵は強い、どんどん勝ち上がるんだろ? なんていう先入観を気持ち良く打ち壊してくれる。
俺はと言うと、治療上でも生活上でも、「なんとかなる」の線引きがまだ曖昧かもしれないなぁ。



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2006年09月05日 23:50 
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でも怪物になってはダメなんだ

やがて一匹のサムライ10月7日、31歳の誕生日、8回目の診察。
痒みはほとんど無いし、フケは滅多に出ない。
だけど相変わらず、頭皮はホクロの集合のようなマダラ模様で、一部が盛り上がっている。
髪をかき上げる感覚はもちろん、健康な頭皮がどんなだったのかも思い出せなくなってしまった。
この1ヶ月でだいぶ涼しくなって、マトモな生活を送っていたかと言えば、全然ダメなのだから情けない。
ニゾラールローションを塗る手間なんて5分程度だけど、そのツルテカ頭で1日過ごすのかと思うと気が重くなって、あまり使っていない。
更に情けないことに、病院を変えて違う処方をしてもらったら一気に改善するかも、なんて思うようになっていた。

ゴッツイおばさん助手に名前を呼ばれ、診察室に入ると、ストパーの子と目が合った。
ストパーの子は笑顔で 「こんにちは〜」 と挨拶してくれた。
俺は何故か、オレンジ色の光に包まれた気がした。
病気を治す為には、忍耐と節制のガチンコ生活しかないのだろうと思っていたけど、この一瞬の光で、回復の向こう側の明るい世界に引き込まれた感じがした。
君はいったい何者なんだ?

先生には「固まってる所が気になります」 と伝えた。
「じゃあこの際だから全部取っちゃいましょう、髪も抜けちゃうけどいいかなぁ?」
と言われた。そのつもりだったので快諾した。
黒くなった皮膚 (炎症後色素沈着?) を強引に剥がすのだから、注射されるみたいに痛かった。
そして今回は初期に戻って、VGローション1本とアレジオン1週間分を処方された。


離れて見ると髪があるように見えるから、ホクロ状の皮膚でもまんざら嫌ではなかった。
他人にはヘタな付け毛のように見えていたかもしれないけど。
今回はそれを全部取ってもらったことで、スッキリの……ハゲ!
その日を境に、てっぺんハゲが丸見えになった。
こんなに髪が無くなってしまって、死ぬんじゃないかと思った。
もちろん、「ハゲ死」 なんて聞いたことはない。
恥ずかし過ぎて死にたくなるのとも違う。
頭痛が止まらないとか、喀血が続くとかの異変、命が終わる前の不吉な兆候に見えたのだった。
(実際は髪は、生命活動とは直接関係がないから簡単に弱るらしいね。イラストは誇張バカ)


それからは完治気分で過ごすことにした。
見た目にも感触的にも炎症は無くなって、弱った皮膚は薬で保護しているのだから。
アレジオンはやはり強力で、体が動かなくて仕事の半分も進まないことがあったけど、忙しくない時期でラッキーだった。



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2006年10月15日 23:43 
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もうひとりの俺

10月14日、9回目の診察。
診察室に呼ばれたものの、先生はまだ隣の部屋で別の患者の対応をしていた。

声から察するに、患者は若い男性らしかった。(症状は不明)
「中性石鹸使っても良いんですよね?」
「どうしてもと言うのなら中性石鹸で良いと思うよ。私は勧められないけどね」
「じゃあどうしたら良いんですか? 中性石鹸の他に何が良いんですか!?」
「私は勧められない、としか言えないよ。ぬるま湯で洗うだけで良いと思うよ。とりあえずまた経過見せてね」

男性は中性石鹸が自分に合っていると思っていたようだが、症状が酷いせいなのか、先生のお墨付きが得られなくてキレ気味になっていた。

ギブスを付けるワケでもないし、包帯を巻くワケでもない。そして入院が必要なワケでもない。

皮膚の治療をしながら日常生活を送る為には、見栄えやら自信やらを削らなくてはならないのだ。
違和感を抱えながら生きねばならんのじゃ。
今ならそう思うけど、男性の混乱した気持ちは痛いほど分かった。


さて俺はと言うと、この日で完治宣言が出るものと思っていた。
触るとまだザラザラしているけど、見た目はキレイになったし、薬もちゃんと使った。

ところが、再びニゾラールローションを処方されたのだった。
恐らくまだ、貧弱な皮膚状態だからなのだろう。

異常が消えたら完治というワケではなくて、再発の可能性の低い、本当に健康な皮膚を取り戻すまで治療は続くのだろう。
なんかいつまでたっても気が休まらないなぁ。



ダメ、ゼッタイ10月23日。
同僚のI君(21歳)がオーネットのお見合いパーティーに参加して来たというので話を聞いた。

男性の年齢層は俺が思っていたよりも低く、20代後半から30代前半とのことだった。

意外だったのは、パーティーのメンバーを誘って二次会・三次会に繰り出して、フツーの飲み会になったということだった。

全くの他人でも オタク同士 似た者同士だから気が合い易く、ちょっとした友情も芽生えるというのが面白い。

その中にはなんと、俺とウリふたつの30歳男性がいたらしい。
俺が最も忌み嫌う、鏡の向こうのハゲ男。

その男が三次会のカラオケの締めにガッチャマンを熱唱だと!?
何やってんだお前! 何やってんだ俺?

話を聞いて、笑いながら吐きそうになった。



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2006年10月25日 23:59 
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脂漏性皮膚炎の完治

11月11日、10回目の診察。初診から約半年が経過。
朝から冷たい雨が降っていた。

バガボンド―原作吉川英治「宮本武蔵」より (7)待合室での熱読本 「バガボンド」 は、7巻を読み終わって8巻目に突入。
戦いに武器など必要としない境地なんて凄まじ過ぎる。最新の24巻は佐々木小次郎との絡みなんでしょー? 
マジで全巻集めたいし、バガボンドファンの格闘家がいたら応援したいと思う。

俺の名前を呼んだのはストパーの子ではなく、いつも受付にいる赤い顔のコだった。
先生は 「もうだいぶ良くなったんだっけね」 と言って俺の頭を覗き込み、「うん、大丈夫そうだね。診療は今回で終わりにしましょう」と言ってくれた。
そして念の為にと、ごっついオバサン助手にニゾラールローションを塗るように指示し、俺は頭をまさぐられながら先生の話を聞いた。

シャンプーは今使っているやつ (コラージュフルフル) を続けるようにし、強く擦らないこと。
それからもう1本ニゾラールを処方するから、時々使って再発を予防するように言われた。
他にはビタミンB群を摂るようにと言われた気がするが、当然過ぎて忘れてしまった。


先生はカルテに長々と何かを書き、何かのハンコを押していた。
俺は皮膚炎の完治宣言が出たら、次はハゲ治療として、プロペシアを処方してもらいたいと思っていた。
ところが、今この場で3人の前で、AGAだの薄毛だのフィナだの、いかにも調べて来ましたよ的なことを口にするのはすごく恥ずかしくて、言い出せなかった。
先生としても、俺の頭を見て 「あちゃー」 と思いながらも、次々と治療を勧められる立場ではないのだと思う。

後でAGA治療のHPを見てみたら、この医院は相談受付病院として登録されていなくて、もしかして言わなくて良かったのかもー、などと都合の良いように考えたりした。



完治宣言は出たものの、脂漏性皮膚炎は再発したり慢性化したりする人が多いと聞く。
頭皮の乾燥感から炎症に至ったのは冬だったし、そろそろ風呂に入るのが億劫になる季節だ。(寒いヨ眠いヨ疲れたヨー)
カビ菌はシャンプーと残りのニゾラールで抑えていたい。
乾燥はオリーブオイルで潤すことにしよう。
たっぷり睡眠で免疫力と髪の成長を補助できたらいいな。
それでもまだ足りないか。ガサガサが収まってもスッカスカ。
なんて険しいハゲロード。


今後の髪と頭皮と人生の模様はプロペシアの記録にてお送りします。

2006年11月20日 23:22 
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