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「CASSHERN」の感想

CASSHERN
日曜洋画劇場で『CASSHERN』を見た。
元のアニメは俺が生まれる1年前に放送が終了していて、よく知らない。テッカマンとごっちゃになっている。だがイカすナレーションはこの機に書き留めておこう。(声に出して読みたい日本語)
たった一つの命を捨てて、生まれ変わった不死身の体。 鉄の悪魔を叩いて砕く、キャシャーンがやらねば誰がやる!

こんなに使命感を持ったヒーローは今時いるだろうか。責任感が強過ぎて迷惑な上司はいるが。


さてこの映画について、映像作家を志す者として特に感じたことは、奇抜な映像を断片的に繋げると、感情的な理解が付いて行かないということだった。
“うんこ!”“ちんちん!”と急に叫ぶより、ドアの開いたトイレから裸の男の子が出て来るのを丹念に映し出した方が、誰にとっても状況が解り易いだろうということ。(どんなシーンだよ)

つまりやっぱり、ロケーションなりセットなりをしっかり組んで、世界観を滲み出させる工夫が必要なのだろう。地に足が付く感覚と言うべきか。この映画の場合、カメラが引くとすぐに次のCG映像になってしまって、物語が広がる予感も抑えられた感じがした。その点スピルバーグのマネー制作力はすごいやね。

戦闘シーンだけでも充分カッコ良いのだから、スパイダーマンよろしく苦悩のヒーローとして描くだけで良かったんではなかろうか。頑丈だけど痛みは感じる、という設定なんかに俺は燃えるのだけれど。


終盤で一気にカラクリが明かされたことに対して、「説明的過ぎる」と批難する人もいるみたいだけど、それまでがモヤモヤだったから良かったと思う。
この映画は、このテーマの為の映像叙述詩だったのだ、と感じた。全てに理由があって、理由は全てに飲まれていて。
だからもうワケわかんなくても、8mmフィルムの懐古シーンを素直に温かいと思い、宇多田ヒカルの声が、音も言葉も包み込んで昇華した感じがした。

2006年02月13日 00:26 
娯楽 (映画・テレビ・DVD) | comments(0) | trackbacks(0) |

 

 
※非公開






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