MASログ

MASログTOPへ
ようこそ四十路ランドへ!

青果バイト終了

休日を挟んで出勤すると、トマト現場には若干の変化があった。
坊主頭の社員さんは、青々とした五厘刈りになっていた。
短気な社員は迷彩柄の帽子を被っていた。
そしてクリクリ天然パーマのアムロみたいな新人君が入っていた。
って俺は人の頭しか見てないのか。

アムロ君が仕事を教わっている間に、今までやったことのない作業を任された。
まだ選別していないトマトが入っているコンテナを、パレットの上からローラーコンベアへ移動させるものだ。
中腰で持って中腰で置くことになり、これが腰へのダメージになった。
先日の肩甲骨の所の痛みはまだ消えてなかったが、それを忘れる位の痛みが腰に発生し、歩くのが大変になった。
この職場での最後の日でポンコツ状態になるとは残念だ。


作業終了は12時10分。3時間40分の労働だった。
事務所で専務に会い、給料はいつ貰えるのかを聞いた。
するとその場で経理の人が、昼休み中にも関わらず、計算して用意してくれた。
時給は750円、総労働時間は42時間0分で、支給額は31,500円だった。

専務は「次の仕事決まってないんなら、ここでもっと働いても良いよ」と言ってくれたが、断った。この職場はもう限界。
だけど自分なりの収穫はあった。
まず、大きな声を出せたのは良かったな。普段は自信がなくてボソボソ喋りになりがちだけど、ただの返事なら声を張れるし、そこからハッタリ的なハキハキ喋りに発展できることが分かった。
それから、積極的に質問できたのは良かったな。親切に教えてくれる人もいれば、見りゃ分かるだろと怒鳴る短気も居たけど。

禁煙してからちょうど2年、心身の冴えが戻って来て、人並み程度に動けている自分にも驚いた。
汗はかかない方だったが、過去最高量の労働の汗をかいた。汗の臭いは段々弱くなったような気がする。
この2週間で体重は変化なし。体脂肪率は2%減、ウエストは2cm減。多少の運動をしても全く変動のなかった腹の贅肉が、落ちると分かっただけでも感動だ。
結果論だけど、生活リズムを整え、夜食を食べないようにし、汗をダラダラかいて、脂肪燃焼系のスポーツドリンクで水分補給すると良いのかな。


給料の入った封筒を持って銀行に行った。まだ払っていなかった自動車税を払う為だ。
正確に言えば、自動車税は34,500円で、給料だけでは足りなかったんだけど。
ついでにその銀行で、しばらく使っていない通帳を解約してスッキリした。

明日は腰が治るだろうか。どんな仕事が目に入って、どこで雇ってもらえるだろうか。
来週の自分はどうなっているだろうか。
何も見えない。

2009年07月01日 04:40 
日記 (日記 vol.2) | comments(4) |

郵便未着は嘘だった

【6月4日】
カッコウの鳴く朝にA社への就職応募書類を投函した。
【6月23日】
一向に返事が無いので問い合わせると、書類は届いていないと言われた。
【6月25日】
ネット上から日本郵便に未着郵便の調査依頼をする。
【6月27日】
日本郵便から確認の電話が来た。しかしそれ以降は連絡なし。
【7月4日】
A社から突然電話が掛かって来て、書類選考の結果不採用ですと告げられた。遅くなったことや嘘を付いたことについては言及がなく、一方的に切られた。

同日、日本郵便に電話するも、担当者は不在とのこと。A社と接触したかは不明のままだ。



【6月10日頃】
B社への就職応募書類を投函した。
【6月23日】
一向に返事が無いので問い合わせると、担当者は外出している為、後で掛けて欲しいとのこと。
後で掛け直すも担当者は不在。携帯の番号を伝え、連絡を待ったが掛かって来ず。
【7月4日】
電話を掛けると、担当者は土曜日休みなんですと言われる。月曜日こっちに掛けて来るそうだ。


いったい、誰がどの段階で嘘を付いているのか分からないな。
それとも俺が、人の判断力を狂わせるような、切羽詰った話し方になっているのかな。



HEMPのキーケース車検を受ける日が間近に迫っている。

車の鍵を付けるキーホルダー(キーケース)がハッパものなのだが、これがボロになって精神荒廃を象徴しているようで、車検を受けるより前に人として拒絶されそうなので替えることにした。

ダイソーのキーホルダー間に合わせはダイソー品。
軽過ぎず薄過ぎず、ポッケに入っているのを意識できる位の重量感があって、なかなか気に入っている。

2009年07月05日 02:53 
日記 (日記 vol.2) | comments(4) |

失業ノイローゼ

ユリに短冊
七夕の夜、ウチの父母は食卓に飾っているユリの花に短冊を付けた。
父 『MASが「仕事」決まります様に!』
母 『お兄さんの仕事見つかります。よに』
二人、いや俺を含めて三人が同じ願いを持っているのを知った。



【7月8日(水)】
ハローワークに求人を出していた派遣会社へ登録をしに行った。
仕事の詳細を聞いてみると、
◆求人票には平成21年7月〜平成22年6月までの臨時雇用と書いてあるが、実際は3ヶ月間が派遣で、それ以降は派遣先で正社員として直接雇用される。
◆就業時間は8:00〜17:00と書いてあるが、作業準備がある為、実際は7:30までに来なければならない。
◆週休二日は隔週と書いてあるが、実際は会社カレンダーに則っていて、夏期は土曜日は休めない。
という、滅茶苦茶な内容だった。

貴方のこれまでの転職歴を見ると一貫性がなくて、正社員としてじっくり働くには向いてない、なんてことも言われ、腹が立ってハローワークにチクることにした。
相談・紹介コーナーで1時間待たされてから、求人票に相違があることを職員に話した。
「貴重な情報ありがとうございました。先方に確認して、間違いがあれば是正するように伝えておきます。」
と言ってもらった。

ついでに、応募したけど一向に連絡の来ないB社に問い合わせてもらった。
俺と他の3人も、1ヶ月近く待たされているそうだった。
でもやはり今回も、事務員らしき女性が電話に出て、採用担当者が居ないので何も分からないです、伝えておきます、と言うばかりだった。
今ではもう、そこで働きたいとは思っていないし、どうしても結果を知りたいとも思わない。ナメられっぱなしが許せない。

B社では少人数でウェブサイトの制作をやっているらしいが、詳しい会社情報が無い為、どんなサイトを作っているか分からない。
もしかしたら、大手制作会社では扱わないような、風俗系のサイトを多く受注しているのかもしれない。
デリヘルを経営している会社が、ライバル会社に勝つ為には、ライバル会社が雇っているデザイナーを襲撃して広告を打てなくさせるのが一番で、知り合いも腕を斬られた‥‥なんて話を聞いたことがある。
B社の採用担当者も斬られて入院しているのだとしたら、一向に返事が来ないのも納得できるし、ハローワークからの電話にも応じない所を見ると、真実味を帯びて来そうだ。



【7月9日(木)】
朝9時前、昨日登録した派遣会社から電話が掛かって来て、派遣先の社長と11時から面接することが決まった。
ワンマン社長は体育会系で成果主義だとか。
以前勤めていた人は働きぶりを認められて、1年で月給が10万上がったそうだ。でももう辞めて居ないそうだから笑える。

実際会ってみると、儲ける為なら品物選ばず、っていう危険なタイプではなさそうで、とりあえず安心した。
いわゆる圧迫面接で、派遣会社の人に前もって忠告されていなければ危なかった。
最終的には、お前みたいな最低な奴でも、やる気があるなら鍛え直してやるよ、という態度になっていて、ああこうやってマインドコントロールするんだな、と感心した。
社長にも会社にも魅力を感じないけど、我慢すれば良い稼ぎになるだろうか。
それとも、時給700円の気楽な仕事をすれば、貧しいけれど心に余裕が持てるだろうか。

2009年07月10日 05:18 
日記 (日記 vol.2) | comments(2) |

腰痛からの復帰

2009年7月13日の田圃

腰痛と、肩甲骨の所の痛みが無くなって、ようやくフツーの速さで歩けるようになった。2週間掛かった。
歩いたりしゃがんだり、着替えたり物を拾ったりと、日常動作をする度に痛むのは大変だった。
整理整頓するのも楽ではなくて、危うく部屋が散らかるところだった。

でも2週間程度で治ったんだから、まだ若いんだと思う。
年を取ったら治るのにもっと時間が掛かるし、体のあちこちが悪くなるんでしょー?
老人の動作が遅いのは、筋力の衰えが原因かもしれないが、本当は痛くてしょうがない状態なのだと思うと、労わりたい気持ちになった。

2009年7月13日の空

夕方に雨が止んで、何日かぶりに青空が顔を覗かせた。
久々に運動公園を歩いて周った。
絶対に進路を変えようとしない爺さんが走って向かって来て恐かった。

2009年07月14日 03:28 
日記 (日記 vol.2) | comments(0) |

工場にはもう行かない

【7月13日AM9:30】
新たに派遣会社に登録しに行った。チャラい若者と一緒だった。
知能テストと軽い面接をした後、就業先の詳細を聞いた。
求人広告には、時給800円で月収16万以上可と書いてあったが、それは遠隔地に住んでいる人が通勤手当を目一杯貰う場合だと知り、ズルいなーと思った。
長期勤務可とも書いてあったが、実際に派遣先から求められているのは3ヶ月限りで、それ以降は更新の可能性がある、という程度だった。
3ヶ月後に収入が途絶えるかもしれないと思うと不安だ。

派遣先は、母が勤めたことのある食品会社だった。
母は送迎バスで行くことにしたが、乗っているメンバーが挨拶を返してくれなかった為、不愉快になって1日で退職したという逸話がある。
今度からそこで働くと言ったら、母はどんな顔をするだろうか。

男性が材料や製品を運び、女性がラインに入って製造することになるという。
それで今回採用されるのは男1人、女4人と決まっているそうだ。
色黒のチャラ男(21歳)と、色白の怪しいオッサン(33歳)とでは、一体どちらが向いているだろうか。



【7月14日AM11:00】
今度は別の派遣会社へ登録しに行った。今年で5社目だ。
ここはもう、登録に行く前から合わない感じがしていた。
Web上から応募したけど連絡が来なかったし、電話での会話もスムーズじゃなかった。
面接してみると、お互いの求めているものが違っているのが分かった。
製造職で、昼夜交替勤務ナシで長期を希望する30代男性なんて、全く相手にされないのだった。

面接の後、ケータイに着信があったことに気付いた。
先週登録した派遣会社からで、例の圧迫面接の結果を伝えようとしたのだろう。
不採用は困るけど、採用になっても嫌だなぁと思い、すぐには掛け直さなかった。

夕方にようやく電話を掛けた。
今日他の人が面接を受けて、その人が採用されることになりました。またご縁がありましたら(略)ということだった。
そのすぐ後に、昨日の食品会社の方の電話が掛かって来て、不採用を告げられた。

もうこれで製造関係の仕事を探すのは止めることにした。
後で思い返した時、あぁこれで良かったんだと思えそうな気がする。

2009年07月15日 05:02 
日記 (日記 vol.2) | comments(2) |

何を見れば良いのか

■ 求人広告の嘘に対して ■
求人広告と事実が違っていた派遣会社のことを、求人情報誌の編集部へ通報した。
広告には、日勤の仕事でWEBからの応募可能と書いてあったが、実際はWEBから応募しても返事がなく、面接に行ってみると昼夜交替勤務だと言われ、無駄な時間と金を費やしてしまったのだった。

「貴重な情報ありがとうございます。これからMASさんのお名前を一切出さずに事実確認を行いますが、状況からみて、先方に類推されてしまう可能性がありますが、宜しいでしょうか?」
編集部の人からこういうメールが来たので、問題ありませんと返信した。

1日置いて再びメールが来た。
「確認が終了しましたのでご報告いたします。
WEB応募は受け付けているものの、これまで応募がほとんど無かった為、気付いていなかった。今後は一旦 【WEB応募機能】 を停止し、態勢を整えてから再開するようにしたい。
勤務時間については、広告を出した当初と、現在の募集が違う為、担当者が勘違いしていた、とのことです。
今後は、対応にミスが発生しないよう社員指導を徹底して頂くよう、お願いしております。」
派遣会社のテキトーな仕事に対して、編集部さんは迅速丁寧。感謝しつつ、スッキリさせてもらった。



■ 働かせてください ■
工場の仕事がダメなら、次は賃金と休日を妥協して妥協して、接客・サービス業の仕事探しですよ。
たいていの所はシフト制で、他の従業員との兼ね合いから、毎日8時間入るのは難しそうだ。
月10万以上稼ぐには、ダブルワークか、夜の仕事を視野に入れる必要がありそうだ。
今の時期は、夜の涼しいうちに寝たいんだけどな。

まずは興味のあるカメラ屋と映画館と、若干時給の良いピザ屋に応募することにした。
ハローワークの職員さんに確認してもらった所、カメラ屋は何故か女性しか受け付けていなくて、応募不可能だった。
ピザ屋からは、面接は23日で、時間が決定したら改めて連絡しますと言われたが、来る気配は無い。そういうのは冷めるね。
他で採用されなかったら問い合わせてみようかな。
映画館には既に応募書類を送った。でもそこには行ったことがないので、偵察がてら何か観て来ようかな、と。

2009年07月20日 04:15 
日記 (日記 vol.2) | comments(0) |

本日の不採用

◆映画館の運営スタッフ (臨時パート)
書類選考で落ちて、不採用の手紙が届いた。
職務経歴書を付けなかったのが悪かったのか、ワザと遅番を希望したのが悪かったのか、正社員登用を願ったのが悪かったのか、全部ダメだったのか、今となっては分からない。


◆フォントの分解作業アシスタント (短期アルバイト)
昼過ぎに面接して、夕方に不採用の電話が来た。
ここはもう、面接の時から 「ウチは女性ばかりなんでねー(女性希望だっての)」と、諦めることを勧められていた。
それならそうと、求人票に一言書いて欲しかったよ。


◆パソコン入力業務 (臨時社員)
ハローワークに紹介依頼した所、これは「ふるさと雇用再生基金事業」で、特定の市に住んでる人じゃないと応募出来ないということだった。
ウチの市にもそういう、国の政策から用意された仕事があるが、失業者は失業者でも、自己都合で辞めた人は採用対象外になっていて厳しい。


全国347万の失業者の皆さん、諦めずに頑張りましょう うんこ

2009年07月23日 04:10 
日記 (日記 vol.2) | comments(0) |

「ターミネーター4」の感想

原題: 『TERMINATOR SALVATION』 (”4”は付かない)
監督: マックG
出演: クリスチャン・ベール、サム・ワーシントン、ムーン・ブラッドグッド他
データ: 2009年/アメリカ/114分/ターミネーター新3部作の1作目

あらすじ: 2018年。スカイネットが引き起こした”審判の日”をかろうじて生き延びた人間達は抵抗軍を組織し、大人になったジョン・コナーもその一員として、スカイネット率いる機械軍との死闘に身を投じていた。
そんなある日、ジョンはマーカス・ライトと名乗る謎の男と出会い、母の予言には無かった現実を知る……。



*以下ネタバレ注意
前から7列目での鑑賞だった。視界いっぱいに広がる映像と、圧力を感じるほどの大音響に包まれて、鑑賞というより”体験”した気分になった。
銃声や爆発音や、薬莢が跳ねる音もリアルで、あぁ実際の戦場もこんな風に殺伐としてるんだろうなぁ、世界ではまだヒト同士が撃ち合ってるってのに、未来の、しかもまだまだ続くツクリモノの戦争を見るなんて、バチあたりかもなぁと思った。

助教授から牧師になった人がいて、俺はその人の講義を受けたことはないのだけど、「リング2は絶対に見ないで下さい。サタンの悪意が篭った映画です」という警告の手紙が届いたことがある。
この映画にはサタンの息が掛かっているか分からないけど、核戦争後(地球リセット後)の荒涼とした風景が、一つの未来像として刷り込まれたのは確かだ。
というか映画館は、集団洗脳するのにもってこいの場所だな、と改めて思った。本当はSALVATION(救済)と称する洗脳映画だったりして。


人類みんなが機械軍と戦っているのかと思いきや、隠れて生き延びようとする人や、人を襲う集団もいて、人間臭くて良いなーと思った。
さらに、少年(若きカイル・リース)と、口のきけない少女が二人だけで生きているという設定が、「北斗の拳」っぽくてワクワクした。
それでケンシロウ役のマーカス・ライトが、強いだけでなく、ラジオや車の修理まで出来ちゃうのがカッコ良かった。
あぁ、俺も工業高校入ってれば良かったと一瞬思った。

マーカスと、女性パイロットのブレアが出会ったシーンで
「俺はマーカス・ライトだ。君の名前は?」
「ブレアよ。ここから降ろしてよ、マーカス・ライト」
と、宙吊り状態なのに、余裕たっぷりフルネームで呼ぶあたりが好きだなーと思った。
その後ひと悶着あって、「こんなイイ男は久し振りよ」と、擦り寄って行く所で勃起しそうになった。

ここで是非セックス・シーンになって欲しかったが、そうならない理由(マーカスの体は機械)を後で知って、驚くと共に、非常に納得した。
ターミネーター1〜3には、人間の姿をした機械が出て来たが、4で機械の体を持った人間が出て来て、じゃあ人間とは何かと問い掛けるのは、アニメの「攻殻機動隊」みたいだけど、面白い試みだと思う。
最後は心臓も脳も機械化して、意識だけが残る状態になるのではないだろうか。その意識が人間を恨めばスカイネット誕生、みたいな。


終盤はガッカリするほど都合よく進むし、敵は量産されてるから倒したー!って気分にもならないしで、カタルシスを得ることが出来なかった。
ジョンもマーカスも坊主だから、暗がりのアクションでは区別が付かなかった。
ジョンの傍にいる女性は、「3」のあのケイトだとは、ついさっきまで分からなかった。


参考: マックG監督が語る新3部作の展望

2009年07月25日 05:54 
娯楽 (映画・テレビ・DVD) | comments(4) |

アルバイトとパートの違い

面接の日時決めたら連絡します、と言ったきり音沙汰の無かったピザ屋だが、それから5日経ってから電話が掛かって来た。
この5日の間に、どうせ「33歳」のことなんか後回しにしてるんだろう、こっちから断ってやりたい、という気持ちになっていた。
求人票には『週3日以上、1日4時間以上就業、応相談』と書いてあったが、履歴書には『時間固定で週5日6〜7時間勤務希望』と書いて面接に臨むことにした。これが通らないなら不採用でも構わないと思った。


指定された時刻に店に行くと、電話中だった店長は俺に気付いて、「いらっしゃいませ」でも「こんにちは」でもなく、「何ですか?」と聞いて来た。奥にいる女の子は無言だった。
セールスマンとか取り立て屋とか、招かざる客の方が多く来る店なんだろうか。

面接は押し問答で始まった。
「アルバイトご希望ですよね?」「いえ、求人されていたパート社員希望です」
どうも話が通じないので求人票を見せた。
「週3日以上で4時間以上就業、やっぱりアルバイトですね」
「いえ、ここに雇用形態はパート労働者と書いてありますよね。毎日働きたいです」
「それだと社員みたいになっちゃいますよね。うちは週3日4時間でシフト組んでるんで、アルバイトさんに入って欲しかったんですよー」
「あーでも”以上”って書いてあるから、それ以上大丈夫なのかなと思いました」
「いや人が足りない時に5時間になる場合もあるってことなんです……」

長時間働けないのが分かったので、そこで辞退した。
履歴書はほとんど読まれないまま、過去最短の5分程度で面接は終了した。



パート社員は正社員と比べると、労働時間や給料が違うけど、社会保険や有給は同じように付く。
アルバイトは週数時間のみの労働で、待遇も低い。交通費出ればラッキー。
そんな違いがあると思っていた。
しかし実際には、アルバイトとパートは呼び方が違うだけで、バイトでも保険加入できる職場もあれば、パートのオバちゃんがやたらと威張る職場もあるようだ。(法的区別は無いが会社によって扱いが違う)

ピザ屋の店長は使い捨てのバイトを集める気でいたが、ハローワークの表記の都合上「パート募集」になった。
俺がそれに勝手に期待して応募したということになる。
ただのバイトの面接なのに、オッサンが黒いスーツ姿で現れたから、「何ですか?」と言ったのかもしれない。

2009年07月26日 23:18 
日記 (日記 vol.2) | comments(4) |

spacer