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「FOUR NIGHTS -四夜-」の感想

原題: 『ANATOMIE DE L'ENFER』 (地獄の解剖学)
監督・脚本・原作: カトリーヌ・ブレイヤ
出演: アミラ・カサール、 ロッコ・シフレディ
データ: 2004年/フランス/77分/R-18

あらすじ: これまで女性を一度も愛したことが無かった男。彼はある夜、ナイトクラブで自殺を図った女を助けた。
助けられた女は、男にこう切り出した。
「四夜、私を好きにしない?」
提案には乗り気ではなかったが、彼女に奇妙な興味を覚えた男は、女とその契約を交わすことにする……。



男が男のを咥えてる画面で始まるのは、なかなか衝撃的だった。
ナイトクラブは男ばかりで、男同士がキスをしたり抱き合ったりしている。やはり短髪の男性が多い。
俺は好きで短髪にしているワケではないが、ホモの人に仲間だと思われそうで、改めて嫌になった。

女は診療所で手当てを受けた後、男と夜の街をぷらぷら歩く。
お互いの名前も知らない男女が、こうやって親しくなって行く展開は結構好きだ。
俺はもう夜の世界に背を向けて、酒や煙草やヤサグレてる人達に近寄らずに暮らしたいと思っているから、少し羨ましく思った。


男は四夜掛けて女嫌いを克服して行くのだが、女の強さや、女の儚さ、女の体の構造などがよく分からなくて恐くて、それでホモになっていたとは驚きだった。
男は男で、女は女で、変態的なアプローチをして理解し合おうとする。
経血の付いたタンポンを水で溶いて飲むシーンには目を背けたくなった。
でもそれで、飲めるくらいなら生理中の性交は平気だと思えて来た。

2009年08月02日 04:16 
娯楽 (映画・テレビ・DVD) | comments(0) |

入社前に審査のある仕事

【7月27日(月)】
ハローワークで「運送会社での硬貨精査作業」という仕事を見つけた。
検査する機械とパソコンを使うという以外は、詳しい仕事内容は分からないが、出来そうだと思って紹介してもらった。
面接日時はすぐに決められないから、後で連絡するとのことだった。
数時間経っても電話のベルは鳴らず、こりゃ数日待たされるかも、と思っていたら18時に掛かって来た。

「面接に来て頂く前に確認しなければならないことがあります。お金を扱う仕事なので、信用情報機関から貴方の信用情報を見せてもらいますが、宜しいですか?」
と聞かれ、ああそれはマズいと思った。

コールセンターのバイトをしている時にこう教わったからだ。
契約時の審査で引っ掛かった人については、信用情報機関に問い合わせることになっているが、その時のデータベースへのアクセス履歴は、疑われた痕跡としてずっと残ってしまう。つまり傷モノになる。
申し込みした本人にとっては迷惑な話だ。
だからよっぽどのことがない限り信用情報機関には問い合わせしないように、と。

俺は破産や支払い延滞の経験はないが、今回のアクセスがきっかけで、カード会社とかに年収や勤務年数を突っ込まれたら厄介なことになりそうだ。
短期間・低収入の仕事でそこまでリスクを負う事は無いと思い、今回の応募は辞退した。



【7月30日(木)】
16時30分。結婚式場のカメラマンアシスタントの不採用の連絡を受ける。
16時53分。旅行会社のデータ入力のバイトは募集締め切りましたと連絡が来た。
他に書類選考の結果待ちをしている案件が1件、書類選考なしで面接が決まっている所が1件ある。
以前は履歴書を完成させるのに1時間掛かっていたが、30分で書けるようになった。



【8月1日(土)】
さらに違う会社との面接を受けに行った。
警備会社の緊急雇用創出求人で、自転車で市内をパトロールする仕事だ。
もはや本命なんて無い。最初に雇ってくれた所に入るのみ。

警備員として就業するには、警察から真っ当な人物であると認定されなければならないので、採否を決める前に書類を提出しなければならないと説明を受けた。
誓約書や連帯保証書はまだしも、住民票や身分証明書、健康診断書に非中毒者診断書、写真は3枚と、用意するのに時間と金が掛かるのが多くて、参りそうになった。
さらに、前の職場に電話を掛けて退職理由の確認までするという。

Webデザイナーとして精進したかったが、前の職場は、業績不振でIT業務が続けられなくなった為、退職したということにしている。
あの社長が電話に出て、他人に業績不振なんて言われて認めるハズがないから、経理おばちゃんの名前を伝えた。
でももう辞めてたりして。

2009年08月03日 04:42 
日記 (日記 vol.2) | comments(0) |

次は警備員

健康診断は保険が利かず、病院によって料金がエラい違うらしいので、2つの病院に電話で聞いてみて、安い方に行くことにした。
1つ目は市立病院。昼間だったからか、誰も出なかった。
2つ目は禁煙した時お世話になった内科・呼吸器科医院。決して安くはないが、他の行ったことのない病院で初診登録料を取られるよりマシだと思い、ここに決めた。

血圧は高めだと思っていたが、120/70で正常だった。
視力はコンタクトなしで右0.4/左1.0だった。右目はもうダメだね。
前日にキレの悪い射精をしたが、尿検査で蛋白質が出ることは無かった。
X線検査では肺の一部に曇り(酸素が行き渡っていない箇所)が見られたが、これは過去に喫煙していたからで、今となっては問題ないと説明された。

検査料は¥6,000、健康診断書と非中毒者診断書の作成料が¥4,450で、合計は¥10,450だった。
その後市役所に行き、住民票と身分証明書を発行してもらい、合わせて¥800掛かった。
写真はサンクスのマルチコピー機でプリントして¥200で抑えた。


会社には駐車場が無く、近くの有料駐車場に停めるのも勿体ないので、電車で行った。
提出した書類も、前の職場との連絡も問題なかったようだ。
警備員として来年1月末まで働けることになった。
これで収入を得ることが出来る! しばらく就職活動から離れられる!

それにしても今日は疲れた。出費は血が出るほどに痛かった。
今は脱力している。

2009年08月04日 00:30 
日記 (日記 vol.2) | comments(0) |

警備員の研修1日目

7月中に入社した人は昨日から研修が始まり、8月になってから入社した俺は、1日遅れての研修開始となった。
もしかしたら俺だけ、政治家を守るSPのような、恐ろしい形相の講師と二人きりでビデオ学習でもするのかと思ったら、7月入社組と一緒だった。
つまり1日目の内容は全く知らないまま進むことになる。
警備員として働くには、とにかく研修を30時間以上受ければ良いらしいが、穴が開いてても良いのだろうか。


受講生は約30名。50代位で白いポロシャツを着ている人が多い。俺は若い方だった。
講師は優しげなお爺さんだった。警備員としての経験が豊富で、身近なビルで発生した様々な事件を話してくれて面白かった。
受講生の中には話したがりの人が居て、テキストが1項目進む度に「そういえばオレもよー」と切り出すのは、病的な感じもしたが、初日の緊張が和らいで良かった。


昨日までは朝方に寝て昼頃起きるような生活をしていたが、今度は早寝早起きになる。
こうなると排便コントロールが難しくなるが、ちゃんと休憩時間に出来てラッキーだった。
テキストの数が足りなくて、俺だけ隣りの人に見せてもらうことになったのはアンラッキーだった。
今日は憲法、刑法、警察官職務執行法と、消防法の解説を聞いた。
最近になって政治や法律に興味を持ち始めたんだけど、あんま頭に入らなかった。


帰りにデパートのドリンクコーナーで休憩した。
サントリーの自販機でトミー・リー・ジョーンズが、キャッチコピーもなく、ただ困った顔をしてるのを見てウケた。
BOSSのトミー・リー・ジョーンズ

2009年08月05日 01:13 
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警備員の研修2日目

今日の講師は、警察出身のような、腹から声を出すおじさんだった。
テキストをダラダラ読むのではなく、要点を絞って教えてくれるので分かり易かった。
研修2日目から参加したのは俺だけではなく、他にも数人いるが、このメンバーは1日目の講義を後日受けるということもハッキリ教えてくれた。


消防法の続きと救急法を学んだ。
事故現場などに遭遇した場合、110番と119番の両方に連絡しなくても、110番してケガ人がいると伝えれば、同時に救急車を手配してくれると初めて知った。
警備員は警察官と違って、職務質問したり取り調べする権限は無いが、事件・事故があった場合は現場を保存する為に、野次馬を追い出すことが出来ると知って少しホッとした。
田舎だからそんなに事件は無いと思いきや、浮浪者や酔っ払いが夜中に死にかけていることもあるそうで、けっこう緊張する。


「敬礼」や「右向け右」などの練習をビルの屋上でやるという噂を聞いて、ちゃんと声出せるかな、と心配していたが、今後の業務で使い道がないからか、説明を聞くだけで終わった。

2009年08月06日 01:17 
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警備員の研修終了

交通誘導と雑踏警備を学び、5日間に及ぶ警備員研修は終わった。
制服は後で渡す後で、と言われ続けていたが、最後の最後に他の支給品と一緒に渡された。


・制服 (制帽、ワイシャツ×2、ネクタイ×2、ズボン×2、白手袋、ベルト)
・雨合羽  ・夜間用反射ベスト
・警備員手帳  ・ネームプレート
・腕章  ・呼び笛  ・懐中電灯
・自転車のワイヤーロック  ・自転車の鍵とワイヤーロックの鍵
・携帯電話 (説明書と充電器、ネックストラップ付き)


ビジネスバッグに無理矢理詰めようとしたらファスナーが壊れてしまい、コンビニで泣く泣く紙袋を買った。420円だった。
指定の黒い靴下とか白い下着とか、必要な物は出来るだけ安く買うようにして来たのに、ここに来てこの値段は痛い。
給料が出たら長靴も買わなくちゃ。


そんな訳で明日から、警察署の指導の下で警備業務を開始します。

2009年08月11日 00:44 
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警備のしごと開始

我が市の警備担当4人は、市の警察署を活動拠点にする。
2人ずつペアになって早番組と遅番組に分かれるが、初日なので一緒に警察式挨拶と仕事を教わった。
午前中は署内見学と、巡回ルート確認、それから各交番へ挨拶回りに行った。

昼は外出禁止なので、持参したコンビニ弁当を署内の宿直室で食べた。
他の警備会社から来ている警備員2人が加わり、食後は全員で仰向けになって昼寝した。

午後から早速、自転車に乗り、ペアで防犯強化地域へ赴いた。
俺以外は3人とも60歳を越えていて、所々で感覚の違いを感じる。
俺は水分をマメに補給するべきだと考えるが、相方の61歳の人は、休憩の時でも一滴も飲まない。

2009年08月12日 00:15 
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警察に通う日々

[9:45]
警察署の駐車場で相方と待ち合わせ、一緒に入署。
生活安全課の方々に挨拶してから宿直室で待機。


[10:00]
上番(勤務開始)。
生活安全課長に「○○以下2名はこれより地域安全パトロールに行って来ます」と開始申告をした後、署を出る。
自転車でスーパーや学校周辺を巡回した後、駅に向かう。
駅の駐輪場での盗難を防ぐため、未施錠自転車のチェックをし、見張る。


[14:00]
署に戻り、生活安全課の方々に挨拶して宿直室で休息を取る。
俺は昼食後、昼寝をしてから、「オキシー パーフェクトスキンケアシート」で軽く洗顔し、日焼け止めを塗り直し、歯磨きをすることにした。
本当は日焼けしてイイ男になりたいけど、焼けたら最後、シミ・ホクロ・肌荒れ男になる確率の方が高いので我慢デス。


[15:00]
生活安全課の方々に挨拶して、再び自転車で出発。
駅では、帽子を脱いだり、袖をまくったり、座ったり、変な顔をしてはダメなので、暑さと疲れが圧し掛かって来る。
ドラクエの町人のようにひたすら同じ所を歩き回ってみたり、空や虫を眺めて気を紛らしたりする。
暇といえば暇だが、不良行為を目撃したら注意しなきゃならないし、事件・事故・災害が起きたら率先して行動しなくてはならないから、気楽な感じはしない。

会う人会う人に「こんにちは〜」と声を掛けて存在を知らせなきゃならないので、他人との接触が苦手な俺には勇気が要る。
爺ちゃんも婆ちゃんも子供もおじさんも、大抵の人は挨拶を返してくれるが、若い女性にはほとんどシカトされるので、地味に傷付く。(笑)


[19:30]
警察署に戻る。
内勤の人達は既に帰っているので、当直勤務(夜勤)の、警察官になる為に生まれて来たようなゴツイお兄さん達に挨拶。
宿直室で、警備会社に提出する日報を書く。


[20:00]
下番(勤務終了)。
当直長に日報の確認をしてもらい、「○○以下2名は地域安全パトロールを終了しました」と申告をして帰る。


そういえば今年7個目の「爽」を食べた。
ウチの人がセブンイレブンで買ってくる「白くま」も旨い。

2009年08月15日 21:26 
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君が島

俺を含む新人警備員4人は、今日だけ8時半出勤だった。
警察の朝礼に参加して、前に出て一人ひとり自己紹介をさせられた。
それは予定通りなのだが、最近の俺達は、単に頭を下げて礼をしたら良いのか、片手を三角形に構えて敬礼すべきなのか、分別が付かなくて不安になっている。
今回はおじぎ形式にした。

礼の仕方は警察署によって違うというから更に混乱する。
別の警備会社の人達は、礼をする相手が帽子を被っているなら全員敬礼で、被っていなければ代表者のみ敬礼という風に教わったらしく、今度からはそれに倣うことにした。


今週は主にB駅の駐輪場を警備する。
建物や植木など日差しを遮るようなものが近くに無くて、駐輪場の屋根の影を頼るしかないが、横倒れを防止する為か、高い壁が風をブロックしていて、暑い!
出来るだけお天道様に顔を向けないように過ごしたが、地面からの照り返しもあって、鼻が赤く焼けてしまった。

そんな中でも、ガリガリ君を齧りながら歩いて来た女子高生が、挨拶を返してくれたのは嬉しいことだった。

2009年08月17日 22:30 
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消極的な警備員

先日の、ガリガリ君を齧りながら駅に来た女子高生はポニーテールで、このへんでは見かけない制服を着ているから、居るとすぐ分かる。
ちゃんと挨拶してくれるので、親しみを感じている。
(ガリガリ君の妹の名前を借りて、ガリ子と呼ぶことにする)

今日は昼と夕方、すなわちガリ子が学校に行く前と、帰って来た時の二回会った。
昼過ぎに俺たち警備員は、自転車に鍵が掛かっているかどうかを調べて、掛かっていない自転車には警告ステッカーを貼っていた。
なんと、そのうちの1台がガリ子の自転車だったらしく、ステッカーを見て、ちょっとこれ何ですか、と目で訴えて来た。
見ての通りだよ、俺に言わせないでくれよ、と思い、知らん振りした。



休憩は公園で取った。
何人かの若奥様が幼児を遊ばせていた。
もし目の前で「ハプニング映像大賞」みたいな事故が起きたら、俺達が率先して通報・救助しなければならない。
心臓マッサージは2回息を吹き込んだ後、胸を30回圧迫だっけ? 子供は肋骨折れ易いんだっけ?
俺が居ると、万が一のことが起こりそうで、嫌だなぁ……。
そんな風に思うと、螺旋形の滑り台とか、ぐるぐる回るタイヤとか、子供がエキサイティングする遊具では遊ばせないで欲しいと思ってしまうのだった。

2009年08月21日 02:48 
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