MASログ

MASログTOPへ
ようこそ四十路ランドへ!

内部から見たWEBデザイナー求人

主力の社員が先月で2人辞め、今月は更に1人が辞める為、職場は窮地に追い込まれている。
あまり金にならない案件(サイト更新)が終わらず、金になる案件(新規制作)を受けられない状態。
なら人を採れば良いじゃないか、と思うが、求人を出して1ヶ月以上掛けても採用に値する人は見つからなかったというのだ。
短期間で美しいサイトを作ることが出来る、優秀な人物が職にあぶれている訳がないし、田舎にはWEBデザインの下積みをするチャンスさえ無いのだから、見つからなくて当然だと思う。

それでどうしたかと言うと、県外で求人して、即戦力に近い人を採用し、県外から通ってもらうことにした。
今のゴタゴタした状況を脱出できれば、すぐ辞めても構わないという。
業界ではフツーなのかもしれないが、人を大事にしない会社は嫌だな。

しかし採用担当者は忙し過ぎて、判断力や記憶力が壊れて来ているから、こんな時こそ入社するチャンスかもしれない。
実力不足でも、面接の時のハッタリや上手い言い方で良い印象を植え付けることが出来そうだ。
1ヶ月前と違い、人手不足が深刻な今なら、要求レベルも低いと思う。
中小企業にはこういう隙があることを覚えておきたい。

2010年04月03日 18:03 
日記 (日記 vol.3) | comments(0) |

矢沢永吉「成りあがり」を読んで

成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集 (角川文庫)
成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集
角川文庫/301ページ/04年4月発売

◆ 内容: 広島から夜汽車に乗って上京した少年。ポケットにはアルバイトで貯めた5万円しかなかったが、胸には熱く燃える大きな固まりがあった。「おれは音楽をやる、星になる!」。その少年は今、願い通り星になった―。
若くして日本のトップスターに上り詰めた矢沢永吉へのインタビューを元に、糸井重里が自伝風に纏めた一冊である。


この本が最初に単行本で刊行されたのは昭和53年で、矢沢氏は28歳だった。
それから30年以上経った現在でもバリバリに活躍しているのだから、とても説得力のある成功談として読むことが出来た。
見知らぬ曲が話題になっていても、今だとネットで検索するとすぐに聴けるから、それほど距離を感じずに済んだ。

原爆で親兄弟を失った矢沢氏が初めて仕事をしたのは小学校の時。
新聞配達に始まり、牛乳配達、土方、船のシリンダー磨き、工場の屋根のガラス磨き、映画館のフィルム運び、陸送、チリ紙交換など、音楽一本で食べて行けるようになるまで様々な仕事を経験する。
1階がレストラン、地下がバーで2階が雀荘になっている店で、キツくて従業員が皆辞めちゃったけど、自分には他が無いから一人で全部やっていた、というエピソードは特に壮絶だと思った。
でも矢沢氏は、自分の人生を映画に見立てて、序盤の苦労はクライマックスを引き立てると考えて、辛さを感じなかったという。
年を取ってもそういう気持ちを持てたら、色んなことに挑戦できそうだなぁ。


読み進めているうちにテンションが上がって、苦労を重ねれば誰だってビッグになれると勘違いしてしまいそうだが、そこは冷静に見極めないといけないと思う。
当たり前のことだが、フツーの人が真面目に会社勤めしても長者番付に載ることは出来ない。
貧乏人が苦労してフツーの暮らしを手に入れたとしても、スーパースターになるには程遠い。
矢沢氏は仕事をしながら曲を作り続け、練習を欠かさなかった。目標に近付く為に活動していた。(映画館で働いている時に屋上で発声練習をして、観客に怒鳴られた話が印象的)
俺的には一日を無事に過ごすだけで精一杯な気がするんだけど、伸ばしたい分野に人一倍の精力を注ぎ込んでいる人が飛び抜けるものなんだね。


プロのミュージシャンになるには、まずバンドを作ろう、バンドが上手くなるには人の前でやんなきゃダメだ。
と、矢沢氏は横浜公園で初めてのバンド「ザ・ベース」を作る。楽器も持ってない素人の集まり。
最初は下手過ぎて演奏中止にされるも、徐々に様になって顔を知られて来て、メンバーを入れ替えて最後にあの「キャロル」になった。
この過程がドラマチックでワクワクした。
思い切ってやったことが、結果的に上手く行ったから良いんだろうな。人生って案外そういうものなんだろうか。


やはりどんな分野でも作品を完成させて発表しないと始まらないのだろう。
矢沢氏は作曲もアレンジもプロデュースも、金の勘定までもするという。
音楽やりたいやつに、オレ、言っとくよ。頼るなって。
十が全部なら、そのうちの七・八・九までは自分の力でやっていけ。残り三・二・一は黙っていても集まって来る。
契約さえ結べれば、何とかさんと知り合えば、成功する? そんなに甘くない。そういう考えは絶対やめたほうがいい。
とにかく、自分の部分が七割から九割なきゃだめ。


今の歌手達、お笑い芸人達もそうかもしれないが、事務所に所属出来たらしばらくは食べて行ける、でも将来が不安、と思っている人が多いように見える。
売れなくなったら事務所のせいにしそうだ。
でもこの本を読んだ人なら人任せにしないで、自分から行動を起こしそうな気がする。
俺ももっと自分という作品を売り込んで行く気持ちを持つべきかもしれない。
その前にまず、人間と普通の会話が成立しなくなっちゃったのだが。

2010年04月05日 01:53 
娯楽 (音楽・読書) | comments(0) |

100円ベルトの寿命

ダイソーベルト画像
↓ 拡大 ↓
ダイソーベルト拡大画像

ダイソーで買ったベルトを2ヶ月使い続けたら限界が来た。
一部がほつれ、一部が変形し、そして一部がパックリ割れて、ズボンのベルト通しを通すのが困難になったのだ。
急な下痢の時に引っ掛かってズボンが下ろせなくて、アウトになりかけたこともある。

セロハンテープか何かでグルグル巻きにすればまだ使えるだろう。
でもそこまで惨めなことはしたくない。
もう少し柔らかい素材のものに買い替えるよ。

2010年04月11日 01:01 
日記 (写真・イラスト付き日記 vol.1) | comments(0) |

嬉し恥ずかしAGAティッシュ

AGAティッシュ
※画像上部は自作コラージュ(意味無し)


俺がプロペシアを処方してもらっている皮膚科医院は、受付と会計が別々の場所にある。
会計所は通路の角にあって、他の患者に背を向けられない。
どんな薬を貰って、いくら払ったのかが聞かれてしまう。これが結構嫌だ。
あの男、プロペシア出してもらってるぞ。効いてんのかどれどれ、なんて注目されそうだからだ。

だからいつも、さっさと薬を貰ってさっさと帰ることにしている。
今回は白いビニール袋を渡されたが、「あれ!? いつもと違いますよ。何入ってるんですか?」とは聞かなかった。
会計のお姉さんの説明も無かった。戦争。

で、後で見てみたら、プロペシアと、このボックスティッシュが入っていた。
プロペシア常用者へのプレゼントなのだろうか。
嬉しいけど、恥ずかしい。説明されなくて良かったじゃないか。

2010年04月11日 23:17 
健康 (プロペシアの記録) | comments(0) |

若さのカタルシス

4月12日(月)
新入社員4人が入社した。WEB制作の実務経験があるのは1人だけで、あとの3人は未経験だった。
しかも2人は新卒で、社会経験も無いというのだから、この忙しい時にとんでもない人事をしてくれたな、と思った。
4人の席をつくる為に事務所の模様替えが行われた。
俺の向かい側には専務が座ることになった。専務の口臭は机を2つ挟んでも届く位、強烈。
自分もこんな迷惑を掛けてるんじゃないかと気にしてしまう。


4月13日(火)
某自動車学校がイベントの新聞広告を出していた。
この学校のホームページはウチの会社が作って管理している。イベント紹介のページは俺が手掛けた。
興味を持った人が続々と見に来ているかと思うと、興奮と不安が同時に押し寄せて来る。
実は俺はこの学校で教習を受けて免許を取ったのだ。覚えが悪くて悪くて苦しんだ思い出がある。
もし今回のイベントが上手く行ったら、印象は良いものに上書きされるかもしれないな。


4月14日(水)
朝から社長が机を叩きながら怒鳴っていた。最近はしょっちゅうだ。
社長が社員の労をねぎらったり、士気を揚げようとしている所は見たことがない。
恐怖政治。これがあるから退職者が後を絶たないのだろう。
専務の口臭は社長から受けるストレスから来ている気がしてならない。
34歳のおっさん(俺)でさえキツイと思うのだから、新卒の若者は尚更だろう。
それとも、自分は関係ないと思っちゃうかな。


4月15日(木)
この会社で一度不採用になったことのある俺は、ソフト操作もおぼつかない未経験者があっさり正社員で採用されて腹立たしさを感じている。
怒りは会社に向けるべきかもしれないが、質問をして来た新人君に向かってしまった。
「そんなことも分からないのか。自分で考えろ!」と、最も口にしたくない言葉を吐きそうになった。


4月16日(金)
某ネットショップの商品データベースが完成した。
商品数約4,000点。アルバイト4人が1ヶ月近く掛けて入力&修正して来たものだ。
検索用データと表示用データが別々の形式で存在していて、文字がピタリと一致しないと出て来なくなるから、すごく神経を使う作業だった。

終業時、緊張の1週間を終えた新人のコ(女子)の発言を聞いて、解放感が更に高まった。
「あ〜牛丼食べたい!」
若いっていいな。

2010年04月18日 05:32 
日記 (日記 vol.3) | comments(0) |

朝から暴力

ホームページを持ちたいと思っているお客さんに、営業の西田さん(仮名)がデザイン案を提示しようとした。
契約を取るために具体的なイメージを持たせるのは効果的と考えたからだ。
しかし、そのデザイン案を頼まれた人の負担が増え、人手不足なもんだから既存の仕事が全体的に遅れてしまった。


この件は営業課と製作課の間で何度も話し合われて来たようだが、週明けのミーティング中に社長はとうとうキレた。
契約を結んでもいない相手に手間暇掛けて、元々のお客さんを待たせるなんておかしいだろうが!
皆の前で西田さんの顔面を拳で殴った。
「こういうことになるんだぞ。西田の給料から10パー引いとけ」
社長は吐き捨てるように言った。


体調が悪くても仕事ないからこの会社に頼ってみるか、という迷いは完璧に消えた。
寿命縮みまくりだ。

2010年04月20日 02:36 
日記 (日記 vol.3) | comments(5) |

長き猿の戦い

【4月20日(火)】
今年も桜が咲いた。
夜は花見の名所とされる場所がライトアップされ、電車は近くを通る時にわざと徐行して、「どうぞお楽しみください」なんていうアナウンスが流れるようになった。
満員でギュウギュウ詰めになってる時にこれはひどい。
花見をしている人達に逆に笑われそうだ。


【4月21日(水)】
以前勤めていた警備会社から電話が掛かって来た。
「前と同じ職種で人を募集してるんですが、もし今お仕事していなければどうかと思ってお電話してみました」
「今仕事してるんですよー」
「あーやっぱり、もしかして○○ビルの中ですか?」
「そうです(苦笑)」
この会社は○○ビルの警備を請け負っていて、全ての場所の人の挙動を監視カメラで把握していると聞いていた。
俺は確かに、休憩時間は目を休める為に職場のあるフロアを離れたりして、不審な動きをしているだろうけど、特定されているとは思わなかった。
わざわざ確認して来るなんて、気持ち悪いね。


【4月22日(木)】
ある工場で作業員が機械に頭を挟まれて死亡する事故があった。
原因は不明で、警察が現場を調べているという。
その工場で働いたことがあるから、もしかしたら自分がそうなっていたかもしれないと思ってゾっとした。
そして不謹慎だけど、事故に少し納得した。
ベルトコンベアで延々と運ばれて来る製品を人が取り分けるのだが、毎日毎日何年も、同じ人が同じように動いて流れを止めないようにするのは無理じゃないかと思ったからだ。
製品が隙間に詰まって、焦って取ろうとしたけどいつものように体が動かなかった。
そんな、ほんの一瞬のことだったのではないだろうか。


【4月23日(金)】
出社すると自分用のパソコンが無かった。今日からこっちね、と席を移動させられていたのだ。
今度はショートボブのカワユスな女性の向かい側になった。
相手が誰であっても視線を感じる位置というのは緊張する。動作や発言を不快に思われたくないし、フォローするほど打ち解けてもいないから苦痛さえ感じる。

そしたら偶然にも、この女性が担当しているサイト更新を手伝うことになり、スカイプでURLを教えてもらうことになった。(職場では、ファイル送信や簡単なやりとりはメールじゃなくスカイプ経由が多い)
スカイプではこれが初接触になるので、
「カワユスさんがあなたにコンタクトを要求しています」
というメッセージが出て来た。
萌えた。

2010年04月26日 02:47 
日記 (日記 vol.3) | comments(0) |

spacer