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シュールな朝

朝9時20分。
久々にゆっくり寝ていられる日なのに、玄関のチャイムが鳴って、それに吠えた犬の声で目が覚めた。

1回‥2回‥3回。セールスや勧誘ならそこでだいたい諦める。
でも4回も5回も続いて、いい加減アタマに来たので、パジャマ姿のままで出た。

立っていたのは派遣会社の担当者Hさんだった。
「おはようーMAS君、今日はどうしたのー?」
「えっ? 有休取ったんですけど、Wさんから聞いてなかったですか?」
「えっ? あぁWさんかぁ」

Wさん(31歳)は派遣会社の正社員で、現場社員として俺と一緒の工場で働いている人だ。
彼が諸々の連絡係をやってくれているのだが、若くてナメられるせいか、テキトーな返事をされることが多くて困ると言っていた。

今回はHさんに口頭でもメールでも伝えたから大丈夫なハズ、と言っていたが、またしても流されていたようだ。


寝る時はスマホはサイレントモードにするから、着信があったのは全く気付かなかった。
始業時刻の1時間後に自宅に押し掛けて来るってことは、現場はさぞかし混乱したのだろう。
Hさんからは謝られたが、怒っている人が数人いるだろうから、何とも気分が悪かった。



二度寝する前に、最近やや中毒性を感じているBABYMETALの動画を見ることにした。
ライブ中に人が持ち上げられているのは映像で見たことがあるが、他の客が協力して、ステージの方へ運んでやるとは知らなかった。

クラウドサーフと呼ぶらしいが、次々と人が流れて来るのが面白くて、笑うつもりはなかったのに笑えた。


Catch Me If You Can - Babymetal (Live at Carolina Rebellion - 5/08/16)


BabyMetal, Live in North Carolina, May 8th, 2016; Good Audio (end)

2016年06月03日 23:06 
日記 (日記 vol.4) | comments(0) |

シワ対策にレチノAエッセンス使用中

40歳を境に急激に酷くなったのが視力と顔のシワだ。

ほうれい線は、舌回し体操である程度抑えられるというのが持論だったが、倍の100回に増やしても効果が出なくなってしまった。

体操と保湿だけでは足りないのは確かだ。
庶民にもできる対策法が他に何かあるはず。

でもそれが分からなくて、更に老け込んでいる時に(笑)、美肌クリームの「Pure&Silk(ピュアアンドシルク)」の無料モニターをする機会ができた。

3週目から肌がふっくらして、ほうれい線が薄くなるのを感じ、2ヶ月後に使い切った頃には、すっかり手放せなくなった。
ただし普通に買うと9,000円近くするし、安さを狙うと定期購入コースに加入しなければならないので敷居は高かった。


成分としてはおそらく、レチノール(ビタミンA)が1番効いているのだろうから、もう少し安いレチノール配合美容液を探してみることにした。

そんな時に買いやすいのはやっぱりDHCだった↓
【送料無料】【SALE】DHC薬用レチノAエッセンス[3本入]

顔全体に塗って、ほうれい線と、目尻と額のシワ対策。
それから鼻の毛穴対策になっている。

それで自分の場合、36日位持つので、Pure&Silkを定期で買うよりも安い。

使った日と使わない日ではシワの出方が全然違うから、ありがたいし、無くなったらと思うと若干焦る。



DHCオンラインショップ

2016年06月06日 00:50 
娯楽 (買ったもの) | comments(0) |

西陽のあたる部屋で

仕事内容はそのままで、作業する場所が、隣りの工場に移った。
着替えや食事をする時は元の工場に戻る必要があって面倒臭いが、新しくて綺麗な建物はやはり気持ちが良い。


通用口はガラス張りのテラスルームの中にある。
タバコを止めた身としては、喫煙所になっているこの場所を通るのが5秒位のストレスになる。

しかし、職場が変われば自販機も変わるもので、この部屋では、普段あまり目にしない伊藤園の飲み物を買うことができる。
昨日はこのコーヒーを買ったから、今日はこのコーヒーにする、とあらかじめ決めていた。


仕事が終わってから、一直線に自販機に向かった。
部屋は西日が当たって熱がこもり、おじさん達が吐き出した煙でムワッとしていた。

素早くお金を入れて、手に取ってみると、おっと! HOT!

この自販機はまだホット製品とコールド製品が混在していて、ろくに見もせずに、あったか〜い方のボタンを押してしまったのだった。


5秒沈黙。



数週間どころか、数ヶ月も温め続けた缶コーヒーは、風味が落ちるし、体に悪い。
だからホットはコンビニで買うことにしている。(ファミマは1週間ごとに新品と入れ替えしているそうな)


でも買ってしまったものは仕方がない。
車の中で飲んでみると、こんな暑い時期でも、渇いた喉に染み渡るのが分かった。


しかしその30秒後、腹の中でゴロゴロと雷が鳴り出した。
あーウンコ出そう、と思いながら帰るハメになった。

2016年06月12日 02:17 
日記 (日記 vol.4) | comments(0) |

枕の臭いで不眠になる説

「匂いと睡眠は密接な関係にあります。
本来、自分の体臭は安心する匂いなのですが細菌に分解されると一転し悪臭となります。
悪臭はリラックスを妨げ、安らかな眠りを遠ざけます。

細菌が有機物を分解して生まれるアンモニア、イソ吉草酸、ノネナールなどの匂いは食物の腐敗、飲料水の汚染、空気中のカビなど、健康に悪影響を与えるものがそばにあるというサインです。

本能はここには長居すべきでないと理解し、不安と緊張を起こします。
そのため、意識しないわずかなにおいでも眠りは妨げられ浅くなり疲れが残ります。」
村長がくれた首狩り族のネックピロー商品ページより引用



睡眠薬を毎晩飲んでいる知人、2人の部屋に遊びに行ったことがあるが、どちらもエッ!?と思うほど枕が臭かった。

俺自身は寝付きは良いけれど、寝返りをうった際に枕カバーや毛布の臭いで一瞬目が覚め、近いうち洗わないとなぁ‥‥と寝ぼけながら予定に入れることが多い。

そういう訳で、臭いが安眠を妨げる説にすごく共感したし、不眠に悩む人がいたら、まず寝具は臭くないのかと問いたいと思っている。

2016年06月18日 15:04 
娯楽 (雑学・挑戦記) | comments(1) |

しのびよるア◯ウェイの影 1

同僚のIさんから、サクランボをパックに詰める作業の手伝いを頼まれた。
Iさんの実家が農園なのではなく、知人のNさんが農家で、シーズンの時にだけ人集めを任されているのだという。

基本は8〜17時までだが、休日の都合の良い時間帯だけで良い。
パック詰めも収穫作業も時給900円、昼食付き。休憩は午前中に30分、昼60分、午後30分と長め。
なのでアルバイトとしては悪くない条件だった。


他の同僚達も頼まれた。収穫前の、ビニールハウスを組み立てる段階から手伝った人もいた。
大仁田君(仮名)が毎回ア◯ウェイの仲間達を引き連れて来たので、人手不足にならずに済んだという。

ア◯ウェイ(マルチ商法)をするもしないも個人の自由だと思いたい所だが、人をカモ扱いして近付いて来るから油断できない。
俺も一度、「今の時給で満足してますか?」なんて聞かれたことがあった。


農園がア◯ウェイ会員だらけになることを許すのは、Nさんが元会員だから、と現地に着いてから聞かされた。

最近ネットでア◯ウェイの勧誘台本を見たばかりだから、会う人全員、言葉の1つ1つに警戒せねばと緊張した。

アムウェイの勧誘フローチャート
つづく

2016年06月27日 18:04 
日記 (日記 vol.4) | comments(0) |

しのびよるア◯ウェイの影 2

Nさんの自宅の一室が作業所、そしてリビングが休憩所として使われていた。
女性6人が既にパック詰めを始めていた。
そのうち20代前半と思われる3人組は俺と同じく初めてらしく、この傷は大丈夫かとか、この箱はどこに置くのか、などを細かく聞きながらやっていた。


3人とも、しまむらのチラシから出て来たようなファッションだった。
友達同士かと思いきや、付き合いは浅いようで、茶髪のサバけたコに対しては敬語を使っていた。

1日一緒に過ごしたら少しは仲良くなれるかなウヘヘと思ったが、3人とも、昼には帰るとのこと。
10時休憩の時には早くも昼御飯の話をしていた。

「私、〇〇屋の味噌、嫌いじゃないな」「私も」「うん」
「じゃラーメンにしよう♪」


そこまでは何ともない会話だが、サバコがなぜかその場で電話を掛け始めた。
「お疲れ様でーす。先輩、昼にラーメン屋でミーティングしまーす。」

なぜただの食事会を先輩に報告するのか。
なぜミーティングなどと呼ぶのか。


サバコが何かをきっかけに2人と知り合い、このバイトを通じて親睦を深め、その後、先輩が登場して一緒にア◯ウェイに引き込む‥‥
そういう話は聞いたことがあるが、目の前で展開されているかもしれないと思うと恐ろしかった。


考えてみれば消極的な女の子は、高校を卒業すると引っ張ってくれる人がほとんど居なくなるから、そういうのにコロリと行っちゃうんだろうなぁ。
あの商品は良いよ、この化粧品オススメ、なんてハッキリ言われると迷いがなくなって嬉しくなるんだろうなぁ。


作業場には音楽が流れていて、最初は良い気配りだなぁと思ったが、いつまでたってもカントリーミュージックばかりだった。

怪しい話には乗らないぞ、という意気込みでやって来たが、カントリーミュージックは心を落ち着かせ、さらには思考力をも奪う力があるのを感じた。

もう全部がア◯ウェイ絡みに見えて、これがお前らのやり方かー!と思わずにいられなかった。
つづく

2016年06月29日 00:16 
日記 (日記 vol.4) | comments(0) |

しのびよるア◯ウェイの影 3

昼になって、予定通り女子3人組とIさんは帰って行った。
すると今度は、外で収穫していた男達が休憩しに帰って来た。

リビングで昼食をとったのは俺とNさんと大仁田君、他男性3人、女性2人だった。
そのうちア◯ウェイのことをよく知っているのが3人、お試しで商品を使ったことがあるのが1人、商品に興味を持っているのが1人だった。
大仁田君が100人近くをオトした実績があるのは既に皆知っているようだった。


「食べたら歯ぁ磨きたくなるよね。私ア◯ウェイの歯ブラシ使ってるけど、すっごい良いよ」
「商品は良いっていうね。フツーの歯ブラシとどっか違うの?」
「なんていうか丁度良くカーブが付いてて磨きやすいの。しかも安いし」
「安い?」 「うん、250円」
「あー意外と安いんだね」
「見てみますか? いま車の中にありますよ」
「あるんだ(笑)」
「他の商品も見てみます?」
「そうだ大仁田、せっかくだから何か実演して見せてよ」
「いいっすよ」


そうして、テーブルにア◯ウェイ商品が並べられ、台所用洗剤の実演説明会が始まった。
持参した実験用の水槽まであって本格的だった。
大仁田君のそんな姿を見たくはなかった。


村上龍の小説「イン ザ・ミソスープ」に、1人の男が大勢の人を殺戮するシーンがある。

クレジットカードのホログラムだか何だかを揺らして見せたかと思うと、人々はスイッチが切れたように動かなくなり、好き放題に切り刻まれてしまうのだ。(こんなグロいのをよく新聞連載できたものだ)


話の中で一番不自然な部分だが、手品がそうであるように、人の意識をコントロールするのにはそれほど時間を要さないのではないか、というのが最近の俺の見方である。

だから、大仁田君の声の抑揚や話すリズム、立ち位置、水のきらめきなど全てに洗脳・誘導要素があるかもしれないと思い、俺は寝たフリをした。

彼に特別な才能はないとしても、数十年の歴史、数百万の会員数、数百億の売上を誇るア◯ウェイには、そういったノウハウがあったとしても不思議ではない。


大仁田君の存在だけなら寝たフリでシャットアウトすることができた。
しかし周りの人が「へぇ〜すごい!」と歓声を上げたり、拍手したりするもんだから、多少は気になってしまうのだった。

もしかしたらその場にいる全員、果てはIさんまでもが勧誘員だったのかもしれない。
これほどまでに昼休みが早く終わるのを望んだことはなかった。

そのまま我慢すれば17時まで働けたかもしれないが、15時でギブアップして、逃げるように帰って来た。



このア◯ウェイの件を含め、最近は気分の悪くなることがチョコチョコ発生している。
以前は自殺、殺人、ケンカ、事故など、様々な映像を好奇心の赴くまま見ても、引きずって運気に影響する感じはなかった。

しかし、気違いの人が電車の中で大声で騒いでも誰も止められない映像、それを見たら一気に落ち込んだ。
そういう訳で最近は、自分に閲覧制限を掛けている。
おわり

2016年06月30日 01:16 
日記 (日記 vol.4) | comments(0) |

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