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「ディア・ハンター」の感想

この作品は、いつかは見たいと思っていたが、たまたま聞いた井筒和幸監督のラジオ番組で魅力的に紹介されていたので、シンクロニシティ(意味ある偶然)だと思って勇んで借りた。

ディア・ハンター原題:The Deer Hunter
1978年/アメリカ/183分
アカデミー作品/監督/助演男優/音響/編集賞受賞
監督: マイケル・チミノ
出演:ロバート・デ・ニーロ、クリストファー・ウォーケン、メリル・ストリープほか

前半のあらすじ:1960年代のアメリカ、ロシア系移民の町クレアトン。
マイケル他やんちゃな若者たちは、鹿狩り(deer hunt)を生き甲斐にし、また信頼し合う仲間だった。
そのうち3人はベトナム戦争への徴兵が決まっており、どこか落ち着かない日々を過ごしていた。
戦場で偶然再会した3人は、共に捕虜になってしまう。
そこでは、捕虜同士がロシアン・ルーレットで殺し合いさせられるのだった……。


狩る立場から狩られる立場になったから戦争恐い、なんていう単純な作品ではなかった。
含蓄たっぷりで、一度だけの観賞では脳容量オーバーだったし、今後テレビ放送されるとしても、相当のコンディションづくりが必要になりそうな気がしたので、この機に続けてもう一度見た。
結果的に、すごく良い映画経験になったと思う。
良くも悪くも、この映画から慎重では為せない突破力を感じて、来年の自分のテーマを「突き抜ける」と決めた。


◆音楽 『Can't Take My Eyes Off You』 について◆
井筒監督は、この映画で使われるこの曲が、巷の喫茶店などで流れるのが信じられんと言っていた。
確かに、出征前の束の間の幸せを盛り上げ、そしてより悲愴感を漂わせる曲だから、不吉な気分にもなるのだろう。
俺はそんなんでもなかったけど。やっぱ名曲だなぁと思った。


◆ロシア式婚礼について◆
この映画で最も感銘を受けたのは、結婚式のシーンかもしれない。
町民総出で大盛り上がり。
俺の頭には、日本では、挙式場でお決まりのパターンをこなすか、小さなパーティー形式にするかの二択しかなかったが、やるならこれ位したいもんだなぁと思った。
大聖堂に合唱団を呼ぼう、その後は誰でも参加自由なパーティーをやろう、楽団を呼んでダンス・ダンス・ダンス。
最後は 「タイタニック」 のテーマ曲でも 「ボディーガード」 のテーマ曲でもない、ロシア民謡、というかテトリスの曲でウキウキお見送りだ。
(どうでも良いが、結婚間近の友人とツタヤでバッタリ会い、その時彼が借りてたヒット曲集がそのまんま式で使われてて苦笑した思い出がある)

あぁ、籍が汚れてないって素敵なことだね。そんな盛大な式を夢見ることが出来るんだもの。
生涯最高の恥(泣きながらスピーチ)を経験しなくちゃ本物の社会人になれない、なんて感じの様式婚はイヤだね。皆でハッピーになろう!



◆戦争について◆
庶民が兵隊に虐殺されるのは、やはりキツい光景だった。害虫扱い。
退役軍人に戦争のことを質問すると 「Fuck it」 としか答えないのが印象的。
戦争に直接参加しなくても、兵士の帰還を待つ人々にも変化は訪れ、戦争が終わっても後遺症は残る……戦争の前中後をこんなに丁寧に描いた映画を見たことはなかったなぁ。
悲しみを共有するのは簡単だけど、喜びや達成感を共有するのは難しいのかも。
日本でニートが増加する原因の1つは、そのへんにありそうな気がした。


◆マイケル役:ロバート・デ・ニーロについて◆
この映画の撮影時は30歳代で、全てスタント無しで演じたそうだが、パンツ一丁で走り回る所が若さ爆発で笑えた。しかも脱いじゃうし。
終盤の「ニッキー!ニッキー!」のシーンは、俺的BEST10にランクイン。


◆ハゲ的視点◆
いつも憎まれ口をたたき、職場でも友人といる時でも拳銃を手離さない気弱な男が、ハゲ。
そんなんだからハゲるのか、ハゲたからそうなるのかは解らないけど、自分のおぞましい魂を見ているようで胸が苦しくなった。


◆エロス◆
失ったものが多過ぎて、再会を手放しでは喜べない男と女。
「ベッドに来て。慰め合いましょう。」
なんと艶かしいセリフだろうか。

2006年09月26日 23:40 
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手塚治虫と今日の夢

昨日の夜、NHKスペシャル『ラストメッセージ/こどもたちへ 手塚治虫』を見た。
手塚氏の人生の軌跡は、過去の漫画やら伝記やらで把握していたつもりだったが、今現在の視点から見ると新鮮に思えた。
例えば 「ブラックジャック」 の連載は4回で打ち切る予定が10年続いたとか、最後に講演した学校で後々児童殺傷事件が起きたとか、そういうの。

最後の講演で子供達に託したメッセージは以下の3つだった。
◆人生の野次馬であれ。(興味を持ったことはどんどんやりなさい)
◆ショックを受けたことはずっと覚えていなさい。(手塚氏がショックを受け、生命観を揺るがされたのは、戦争による大量の死の光景と、医者時代に見た患者の安らかな死に顔だったそうな)
◆いのちを大事に。

まさに手塚氏の追究テーマそのものだね。
ショックを受けたことを忘れずに生きて行くのは困難なことだ。
俺自身、ある時期を境にダメになって転がり続けている感じがする。
こうならなければ得られなかったものは……きっとあるんだと思う。
教訓とか別の形の幸運とかじゃなくて……自分のいのちに対する責任感みたいなもの?
過去の結果がどうであれ、俺は俺、今は今。
やってみせる、自分に対してやってみせる。


「キャプテン翼4」というゲームを始めたつもりが、空爆の激しいCG世界に立っていた。
地下組織に潜入する為には変装しなければならなくて、俺は土器のようなお面を付けた。
いつの間にかヨーダのようなシワシワの小さい体になっていて、追われる立場になった。
しつこく追って来るのは次長課長の河本で、どうやら吸血鬼らしい。
ものすごい執念と食欲があり、そのへんの死体を食べながら、なおも追って来る。
河本が他の人に気を取られているうちに、俺が透明化した気がしたが、見つかった。
そして肩を掴まれた瞬間、目覚ましが鳴った。

2006年11月06日 23:48 
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キョロキョロすんな!

NHKの単発番組「 解体新SHOW 」を見た。
覚えたことを書き残してみよう。

◆女性にはフェロモンを嗅ぎ取る能力があるが、男性には無い。
◆フェロモンは近くにいないと感じ取れない。
◆自分とかけ離れた遺伝子を持つ男性のフェロモンを好む傾向がある。
(故に同類系や近親者の匂いは特に臭く感じる)
◆女子寮ではフェロモンの作用によって、月経の周期が揃うという事象が見られた。

◆激しく泣くと、ひと晩寝たのと同じ位のリラックス効果を得られる。
◆1週間に1回泣くと良いストレス解消になる。
(ちなみに俺は今日、「 ごくせん 」の再放送でうっすら泣いた)
◆演技で泣くと脳が混乱するので良くない。

◆野生の動物には白目が無い(茶色もしくは褐色)。
それは視線で行動を読まれないようにする為。
逆にヒトは、集団生活での微妙なコミュニケーションが必要な為、白目が発達した。
なんで犬って、まん丸黒目なんだろう、と長らく思っていたが、これで謎が解けた!


12月3日(日)は16時から「 NHKミニミニ映像大賞 」の放送ですぜ。
テーマはコミュニケーション。
http://www.nhk.or.jp/minimini/

2006年12月02日 23:58 
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ハケンの品格:第1話を見て

日テレ水10ドラマ「 ハケンの品格 」第1話を見た。
近年はめっきりドラマにハマっていない俺だが、派遣社員が主役で、主題歌が中島美嘉ということで少し期待していた。

愛想無し(まばたきも無し)、時間外労働は拒否、業務外の依頼や付き合いも拒否、だけど仕事能力は超一流……
ロボットみたいな主人公:大前春子(篠原涼子)は予告通りキレてるキャラだったが、意外と緻密に組み上げられたドラマだと思った。

まず、人材派遣の仕組みをちゃんと説明してくれてるのがありがたい。
登場人物の年齢と年収を明示するのが面白い。俺が初めて仕事を教わった先輩も30歳だったなぁ。
大前の態度に見ているこっちまでイライラしそうになった時、正社員が遠慮無いセリフで応酬してくれるのが気持ち良い。
脇を固める役者の演技や個性は申し分ない。やっぱ大泉さんはすっとぼけてナンボだと思う。
話のテンポが良い、衣装やメイクも良い、事件解決手段も面白い。
そして根底を流れるテーマであろう「 働くって何? 」がチラチラ見え隠れしてるのが良い。

正社員よりも派遣社員で働いた期間の方が長い俺が、あーだこーだと語ろうかと思ったけど、それは次回以降にするとしよう。
今日はもう疲れちゃった。

俺の今の派遣先の会社は傾きかけているらしい。
既に時給が上がらなくなった俺にはどうでも良いことだが、周りの人達のモチベーション低下は見てとれる。
「 このままうまく行くと思ったんだけどなぁ 」というセリフが強く響いた。


[ 第3話感想 ] [ 第6話感想 ]

2007年01月10日 23:59 
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ドキュメント72hours

NHK火曜夜11時、「ドキュメント72hours
――72時間(3日間)、同じ場所・同じ人々を撮り続け、ありのままに伝える。
事件性は無いし、華やかなドラマも無い。ただそこには庶民のリアルな日常がある――

初回を見逃した時点でこの番組のことはすっかり忘れていたが、先週たまたま見て一気にハマった。
今日の放送を見て、秀逸な番組だと確信した。

今回は、関東で最も多くクリスマスケーキを売った、茨城のコンビニが舞台だった。
季節商品は置いておけばガンガン売れるものだろうか。
ケーキ屋ではなく、ローソンで注文して買う必要があるだろうか。
この店には革新的な販売戦術があるのかと思いきや、そうでもないのだから面白い。
店長はマニュアル的な接客を拒み、客1人1人を大事にしているだけなのだった。

生温かい成功話ではない。
カメラは出入り業者や客の動きも追い、「何してるんですか〜?」と話し掛けるのだ。
朝からマンガを立ち読みしている謎の客をインタビューし、実は夜勤明けで、これから寝るということを聞き出す。ついでにその人のヤンキー仕様車を見送る。
はたまた毎朝ダッシュでパンを買って行く謎の女性にもカメラを向け、子供を保育園に送るから忙しいということを聞き出す。ついでにその人のBMWも見送ったりする。
同じ人が3日連続で登場すればもう顔見知りの気分になる。
1つの場所が沢山の人々の生活と繋がっている。そんな当たり前のことが新鮮に思える。

火曜の夜、ちょっぴり疲れた状態で見て欲しい、小さなエピソード集。
そんな番組です。

2007年01月23日 23:59 
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ハケンの品格:第3話を見て

(第2話感想は書いておりません)

いやはや、やっぱ良いドラマだよ。
冒頭のナレーションで状況説明、序盤でキャラ紹介、中盤でドタバタあって、意外な展開、期待させる次回。
初めて見た人も入り込み易いのではなかろうか。


食品関係の企業は経営維持が難しい。
ヒット作が出ても消費者はすぐに口飽きしてしまうから、常に新商品を開発し続けなければならない。

定番になるものなんか稀だ。
それはコンビニ弁当や菓子・ドリンクを見てすごく感じることだ。
カルビーのポテチは毎月期間限定品が出ているし、グリコのムースポッキーは一体何種類あることだろう。
俺が勤めていた健康食品会社は、市場規模を広げる前に潰れてしまった。

さてこのドラマの舞台となっているS&F社は、一体何の食品を扱っている会社なのだろう。
結局今回もよく分からなかったナ。


良いドラマってのは具体性よりも共感性重視なのかもしれない。
1つの会社の中で、1人の人間が様々な立場を抱えていることに気付かされる。
今のところ、その立場の1つを各回のテーマにしていて、視聴者に共感させたり考えさせたりしているんじゃなかろうか。働くって何?じゃなくて労働者の品位とは?を問うドラマなのかもしれない。

社会経験が少なく、派遣社員であり、女性である森ちゃん(加藤あい)が、自分の財布とも相談しながら右往左往してるのが良いなぁ。
やっぱり昼休みや休憩時間を自分なりに快適に過ごせることは大事だ。

一方で、全く動じない大前春子(篠原涼子)にも葛藤している気配が見え始めて面白い。
美しい食べ方や情熱のタンゴの演技には感心したけど、今回のマグロの解体にぎこちなさを感じたのは俺だけだろうか。


大泉さんと小泉君の友情には泣かされた。あ、大と小の泉なんだね。
結末には笑った。
大前が自ら「 春ちゃんのマグロ解体ショー 」と言うのも笑った。


[ 第1話感想] [ 第6話感想 ]

2007年01月24日 23:59 
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「ヴァイブレータ」の感想

ヴァイブレータ スペシャル・エディション原作:赤坂真理『 ヴァイブレータ
監督:廣木隆一
キャスト:寺島しのぶ/大森南朋ほか
作品データ:2003年/日本/95分/R-15

原作の紹介文より:ヴァイブレータ=振動するもの。あたしの中身は震え続けている。
アルコールと食べ吐きで辛うじて自分を支えているライターのあたし(31歳)は、コンビニで知り合った男のトラックに乗りこみ、航路の道連れとなる。
肌の温もりとセックス、重ね合う言葉。四日間の「旅」を描く、痛いほどに切実な、再生の物語。

映画公開時に魅かれたキーワード:寺島しのぶの体当たり演技/癒し/ロードムービー
今回借りて見ようと思った理由:「愛の流刑地」のCMのアヘ顔に欲情して


――夜のコンビニに挙動不審の女がいる。
商品を取っては戻したり、辺りをキョロキョロ見回したり、急に怒鳴ったり……
女の頭の中ではいくつもの声が呼び掛け、思考を中断させたり、そそのかしたりするのだった。
そして女はこう思う。
人に触りたい……触りにくければ触る理由が欲しい。
触れない人は恐い……皮膚の表面を優しく合わせられない人は恐い。
攻撃されそうで……だから攻撃しそうで……
過剰防衛反応でふと殺してはしまわないかと…………

じっと見つめられていた男は、口笛1つで呼んでトラックに招き入れる――

最初の交尾の後、これはエロ映画ではないと気付かされる。
女はトラックから降りて嘔吐するのだ。
フツーの男なら、そこでドン引きして去ってしまうかもしれない。
しかし特に嫌がることもなく運送の道連れに。男は男で、トラックから降りることに震えていたのだった。

寺島しのぶをじっくり見るのは初めてだが、あまり美人ではない所に親近感を覚えた。
というか、知り合いに似ている。
それでいて表情が豊かで、うは嬉しそうだな、うわヤバそうだな、なんてことがありありと伝わって来る。
表情と呟き、それから心の声( 言葉のみの画面 )だけでも引き込まれるのに、カメラは揺れながら接近して、発狂までの過程を丁寧に描く。
これはヤバい。心がちょっと弱っていた俺は吐きそうになってしまった。

女はこう語っている。”過食嘔吐は三度おいしい”
食べておいしい、吐いて痩せるからおいしい、吐くとぐっすり眠れるからおいしい、と。
生きて存在しているだけで辛い状態。 自分の体内の感度を確認しないと、生きている実感が湧かない状態。 アルコールで麻痺させないと、思考が散漫になる状態。 私を本当に好きなら殺してよ……
こんな風にはなりたくないね。胃酸は歯を溶かすから吐き癖はダメだよ。
それでも、ヤングな女性はなんとなく共感出来るのだと思う。
結果の見えないダイエットを続けるよりは、手早く吐いた方がマシだと思う時があるのだと思う。
三十歳を過ぎてもうまく生きられないこの女性を見て、少し安心するのかもしれない。


トラックは雪の新潟へ。黒から白の世界へと移動する。
山脈や狭い道路は俺の地元そっくりだ。
ダークな設定だし、セリフは聞き取りづらいし、自然光のみの撮影で暗い印象だけど、LOVE PSYCHEDELICOみたいなイカす曲が続いていて、だいぶ救われていると思う。
演技や脚本だけでなく、撮影センスや音楽センスも素晴らしいと思う。
「 はっぴいえんど 」の直球の歌詞はちょっと嫌だったけど。

この作品の中で、最も衝撃を受けたのは下記の部分だった。
この人が優しいのは、感情じゃなくて本能なんだ。
感情がなくても優しくする。柔らかいものには優しく触る。
桃にそっと触るのと同じこと。
動物みたいなもんだ。本能、本能。

なんかすごく分かる気がする。人が親切にすると下心があるか、偽善じゃないのかとすぐ疑う人がいるが、同種を労るのは動物の本能としてあるのだと思う。
本能は醜いものだとばかり教えられて来たけど、これからの時代は、”皆と一緒に生きたい”という本能が解放される世の中になれば良さそうでない?


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2007年02月04日 23:59 
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ハケンの品格:第6話を見て

もう1クールの折り返しかぁ。早いもんだね。
もたいまさこと遠山景織子を久しぶりに見ることが出来て嬉しかった。
派遣会社のコーディネーター( 担当者:一ツ木さん )は本当に良くやってるなぁと思う。

大前( 篠原涼子 )と森ちゃん( 加藤あい )以外の派遣社員が、皆ブサイクテレビ映えしない顔なのがリアルでイイなと思う。
「 貴女と同じ誕生日だね 」というセリフが、ジタバタしたあげくの原点回帰みたいでジンと来た。

あと最後で、大前の張り詰めた心にヒビが入って、今後ますます面白くなりそうだと思った。
最初の地震予知が伏線だったかどうかは不明。
資格取りまくっている間に年取ったことを気にしているかどうかは不明。


「 残業は仕事のトロい無能な社員が、お給料を水増しする為にするものです。残業は意欲の表れではなく、職務怠慢の表れです。」
大前のこのセリフにはスカッとした。今週末は付き合いで残業しそうになる所を、このセリフに後押しされてサクッと帰って来た。

日本の企業の大半は現在、派遣社員が時給以上の働きをしたがらないのと同様に、正社員は任務以外に手が回らず、共倒れになろうとしているんだと思う。
残業増やして目の前の仕事を捌き続けているだけではダメ。

大前は日本を救おうとは思ってなくても、危機感を持たない人達を徹底的に嫌っているんだと思う。
だからと言って無能社員をゴミ扱いして良いワケはないと思うけど。

[ 第1話感想] [ 第3話感想 ] 

2007年02月17日 23:59 
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「エマニエル夫人」の感想

エマニエル夫人 無修正版
原題 : Emmanuelle
原作:エマニエル・アルサン著『 エマニエル夫人
出演:シルヴィア・クリステルほか
監督:ジュスト・ジャカン
音楽:ピエール・バシュレ
データ:1974年/フランス
続編:『 続エマニエル夫人 』『 さよならエマニエル夫人 』他リメイク版複数


テレビの深夜放送で見た。
昔、我が市にも映画館があって、父が帰って来ない時は映画館に探しに行くのがウチの慣例だった。
入り口で「 子供はダメだよ 」などと言われたりしたものだ。
そんな父に少なからず影響を与え、洋モノビデオ収集に走らせたのがこの作品だと思っている。
一度は見てみたいと思っていたが、レンタル屋ではどれが初代だか分からなかったので、この放送はラッキーだと思った。

まず、「 自宅の朝 」から始まるのが良いなと思った。
出掛ける準備や、空からの映像で始まる映画って大好き。
それから外交官の旦那と一緒にタイに行き、性の解放に目覚めるワケだが、この旦那、ヒゲ面と財力とは裏腹で32歳という設定が微妙に笑えた。
タイの別荘は緑に囲まれており、使用人が何もかも世話してくれる。フルーツもどんどん持って来てくれる。
どこに出掛けようと何をしようと自由。まさに天国だな、と思った。
でも暇つぶしだけでは退屈してしまう。有閑倶楽部。
やっぱり人には成長や発見、目的といったRPG要素が必要なんだろうな、と思わずにはいられなかった。


この年代の多くの映画と同様に、アジア人は発展途上国のチープな存在として描かれていた。
そういう視点は昔からあったんだろうか、いや、海外渡航が自由化されてからなんじゃないか、と思った。
国際緊張の緩和・世界経済の発展・交通機関の発達整備などで、庶民が海外に行き易くなったのは1960年代だという。日本での海外旅行自由化は1964年からだが、一般的になったのは80年代らしい。
結構最近じゃん。
金で言うことを聞かせる関係は今でも否定しないが、民族料理を欧米人に「 またかよ〜 」みたいな目で見られるのは少し屈辱的だと思った。

さて肝心のエロスの方はと言うと、カットされていたのか、オカズにはならないレベルだった。
女の表情だけで抜けるほど俺は甘くないぞ!(アホか)
しかし、飛行機内で他人を交尾に誘うシーンや、ムエタイの勝者にケツを差し出すシーンは、妄想を叶えたような快感があった。
エマニエル夫人に性指南をする怪老マリオは、「 エロスとは自然に逆らうこと 」と述べていたが、なんとなく分かるような気がするし、この映画を見て、オッサン達が若い頃に衝撃を受けたのも分かったような気がした。

マリオはこうも言う。
「 究極の愛は一対一ではない。第三者が入って初めて完成する。」
なんかピンと来ないけど、完成するって言い方がカッコイイやね。
確かに、フィアンセと生涯共にするよりは、あれこれ遊んで比べてから「 やっぱりあんたが最高 」と心から言い合えたら素敵だと思う。
家族に置き換えてみれば、子供を家の中でだけ溺愛して、社会性の無いダメ人間にするも良くないし。
『 さよならエマニエル夫人 』では、最後に旦那が捨てられちゃうらしいから、現実は厳しいと思った。


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2007年02月24日 23:59 
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「クリスティーナの好きなコト」の感想

クリスティーナの好きなこと原題:The Sweetest Thing
監督:ロジャー・カンブル
出演: キャメロン・ディアス/ クリスティーナ・アップルゲイト/ セルマ・ブレア他
データ:2002年/ アメリカ/ 予告ムービー
内容:キャメロン・ディアス主演のラブコメディー。
気軽な恋ばかりを楽しむクリスティーナは、ある日ピーターという男性に出会い本気で恋をする。しかし、傷つくことを恐れ及び腰になる彼女。それを見かねた親友が、ピーターを探す旅に出ようと提案する一一

テレビの深夜放送で見た。以下ネタバレあり。

A級映画:高い完成度と独自性を持った、見たら何かが変わるかもしれない映画
B級映画:制作者の熱意を感じる、見たら好きになるかもしれない映画
C級映画:とにかく、見なくても良い映画
と勝手に定義すれば、これはC級に当たると思った。

おバカ作品は大好きな俺だが、中学生的発想やキレの悪さに全く笑えなかった。
キャメロンのプルンプルンの離れ乳はやはり芸術モノだけど、登場人物が多いから、『 メリーに首ったけ 』の方がお宝感が強い。
最終的には葛藤するでもなく、友情に感謝するワケでもなく、恋愛マニュアル本に従って結婚して終わりなんて、ちょっとヒドイ。
「 The Sweetest Thing 」というキーワードをどう料理するか期待したんだけど……。


でもすっかりガッカリってワケでもなかった。
失恋して、アイスを食べながら泣いている友達に
「 おぉジェーン 」
と言って涙を拭いてやったり、髪を撫でたりする光景。
こういうのは微笑ましいやね。男同士じゃ出来ない、するな。
それからエンディングのNG集と曲が良かった。
乙女な名曲『 Eternal Flame 』ですよ。
(▼サビ部分▼)
Say my name.
Sun shines through the rain.
A whole life so lonely
And then you come and ease the pain
I don't wanna lose this feeling.
(▼和訳▼)
私の名を呼んで
日差しが雨雲の間から差すように
今までずっとひとりぼっちだった
それをあなたが来て癒してくれたの
この感触をずっと忘れたくない

2007年02月26日 23:59 
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